"だから、中の暗がりに座り込んでいるまね妖怪は、まだなんの姿にもなっていない。箪笥の戸の外にいる誰かが、何を怖がるのかまだ知らない。まね妖怪が一人ぼっちのときにどんな姿をしているのか、誰も知らない。しかし、わたしが外に出してやると、たちまち、それぞれが一番怖いと思っているものに姿を変えるはずです" —リーマス・ルーピン [出典]
まね妖怪あるいはボガートとは不生不死かつ非存在の形態模写妖怪である。人が一番怖いと思うものに自在に姿を変えることができるため、まね妖怪が一人のときにどのような姿をしているのかは誰にもわからない。というのも見ようとした途端に姿が変わってしまうからである[2]。
まね妖怪に立ち向かう最もよい方法は、誰かと一緒にいることだ。一度に複数の人を相手にするとまね妖怪は何に変身すべきかわからなくなり、ほとんどの場合、皆が恐れているものを混ぜ合わせたものになってしまう[2]。
まね妖怪の形態[]
"マ、マ、マクゴナガル先生が!先生が、私、全科目落第だって!" —まね妖怪と対決するハーマイオニー・グレンジャー [出典]
名前の由来[]
ケルト神話では、ボガート(boggart, bogart)はいたずら好きだがときに人間を助けてくれる、屋敷に憑く精霊である。別名ボーガン(bogan)、ボグル(bogle, boggle)とも。
登場作品[]
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (初登場)
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (映画)
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (ゲーム)
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット (映画) (削除されたシーン) (言及のみ)
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画) (ディスク2における回想)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 (おそらく登場)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (おそらく登場)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (ゲーム)
- LEGO Harry Potter: Building the Magical World
- レゴ ハリー・ポッター
- レゴ ハリー・ポッター 第1章-第4章
- レゴ ハリー・ポッター 第5章-第7章 (おそらく登場)
- レゴ ハリー・ポッター
- ハリー・ポッター魔法族大図鑑
- ハリー・ポッター魔法生物大図鑑
脚注[]
- ↑ Writing by J.K. Rowling: "Boggart" - Pottermore
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第7章 洋箪笥のまね妖怪
- ↑ J.K. Rowling Web Chat Transcript
- ↑ 4.0 4.1 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第12章 守護霊
- ↑ 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第16章 トレローニー先生の予言
- ↑ 6.0 6.1 6.2 レゴ ハリー・ポッター 第1章-第4章
- ↑ 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第9章 ウィーズリーおばさんの嘆き
- ↑ "The Leaky Cauldron and MuggleNet interview Joanne Kathleen Rowling: Part Two," The Leaky Cauldron, 16 July 2005