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アバーフォース・ダンブルドア1883年/1884年生まれ)とは半純血魔法使いで、パーシバルケンドラ・ダンブルドアの二男である。アルバスの弟で、アリアナの兄。1895年から1902年までの間、ホグワーツ魔法魔術学校に在籍していた。アバーフォースが子どものころ、マグルを襲撃した罪でアズカバンに収監された父親が獄死し、母親と妹は事故で死亡した。妹アリアナの死についてアバーフォースは兄のアルバスを責めふたりの関係は険悪となってしまった。

アバーフォースはホグズミードに位置するホッグズ・ヘッド・インのオーナーにしてバーテンダーであった。第一次魔法戦争時には最初の不死鳥の騎士団メンバーに加わった。1998年、アバーフォースはハリー・ポッターロナルド・ウィーズリーハーマイオニー・グレンジャーマルフォイの館から脱出させるために屋敷しもべ妖精ドビーを送り込んで3人の分霊箱捜索に遠方から協力した。彼はまた、のちに3人がホグズミードに到着した際ホッグズ・ヘッドとホグワーツを繋ぐトンネルを使うことを許した。ホグワーツの戦いにも参加して第二次魔法戦争を生き延びた。アバーフォースはヤギを育てながらホグズミードで暮らし続けた。

経歴

生い立ち (1884年~1891年)

Young Albus and Aberforth

少年時代のアルバスとアバーフォース

アバーフォースはパーシバルケンドラ・ダンブルドアの次男であり兄にアルバス、妹にアリアナがいた。一家はモールド-オン-ザ-ウォルドで暮らした。『汚れたヤギのブツブツ君』が幼少期のアバーフォースお気に入りの物語だった。アリアナが6歳の時、魔法を使っているのを見たマグルの少年たちが彼女を攻撃したことでダンブルドア家はショックを受けた。この攻撃によりアリアナは情緒不安定となり魔力を制御することができなくなってしまった。父親は復讐のために少年たちを攻撃して逮捕された。国際魔法使い機密保持法によってアリアナが永遠に聖マンゴ魔法疾患傷害病院に閉じ込められることを恐れたパーシバルは決して犯行の動機を当局に明かすことはなかった。パーシバルがアズカバンに収監されるとケンドラはアリアナが病気で家にいなければならないという噂から逃れるため子どもたちを連れてゴドリックの谷に移り住んだ。やがてアリアナはスクイブであるという噂が広がった。

アバーフォースは1895年から1902年までホグワーツ魔法魔術学校に在籍した。アルバスとは対照的に、アバーフォースは話し合いよりもむしろ決闘で問題を解決することを好んだ。アルバスが非常に優れた魔法使いであったことからアバーフォースには常に彼の影がついて回った。

悲劇 (1891年~1899年)

アリアナはアバーフォースには心を開き、アバーフォースが主に彼女の世話をしていた。しかしながら、アリアナが魔術をコントロールできずに誤って母親を殺してしまったときアバーフォースはその場にいなかった。母親の死によりアバーフォースは学校を辞めて妹の世話をしようと考えたがアルバスが許可しなかった。アルバスは自分の大いなる計画を諦めなければならなかったことに苦々しさを感じつつも弟にはホグワーツでの教育を終えさせようとしていたのであった。この時期のアバーフォースは「強情な」若者であったとされ、近所の住人にヤギのふんを投げつけ意見を異にする者には決闘を仕掛けることで知られていた。

Gellert Grindelwald and Albus Dumbledore

アバーフォースの兄アルバスとその友人ゲラート・グリンデルバルド

ゴドリックの谷に現れたゲラート・グリンデルバルドはすぐにアルバスと親友になった。グリンデルバルドとアルバスは死の秘宝を見つけてマグルを魔法界に隷属させるための革命を夢見始めた。兄のこの野望と計画に気づいたアバーフォ-スは嫌悪感を感じ、アリアナが巻き込まれてしまうことを恐れた。ホグワーツに戻らなければならなくなったアバーフォースはついにアルバスやゲラートに対峙した。アバーフォースは計画が到底実現不可能であることをふたりに指摘し、アリアナを連れて革命の英雄になれるはずがないことを見落としていると怒りを伴って責めた。のちにアルバスはこの言葉で「現実に引き戻された」と語っているが、このときはアバーフォースが叫んだ真実を聞きたいとは思っていなかった。

グリンデルバルドは激怒し、アーバフォースに磔の呪いを使った。アルバスが弟を守ろうと立ち上がり3人の間で決闘が巻き起こった。3人が戦う中、アリアナはアバーフォースを助けようとしたが3人のうちの誰かが放った呪いが彼女を直撃し殺してしまった。自分と母親が何年も大切に守ってきた妹の死に打ちのめされたアバーフォースはアルバスを責めた。アリアナの葬儀においてはアルバスを殴って鼻を骨折させ彼のせいだと叫ぶまでに至った。アバーフォースは決して兄を許すことなく敵意は何年にも渡って残り続けた。アルバスはそれからずっと後悔し続け、1998年ハリー・ポッターにその事実を伝えられて初めて知ったアバーフォースはようやく許すことができたのであった。

ホッグズ・ヘッドのバーテン (1889年以降~?)

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アバーフォースが参加した最初の不死鳥の騎士団

アバーフォースはある時点でホグズミード村にあるホッグズ・ヘッド・インのバーテンダーになった。トム・リドルがホグワーツに戻って闇の魔術に対する防衛術教授の職を希望したとき校長となっていたアルバスは、リドルの良からぬ仲間がホッグズ・ヘッドで待っていると知り合いのバーテンダーから聞いたと明かした。その後、第一次魔法戦争が勃発するとアバーフォースはヴォルデモート卿や死喰い人の対立陣営につき、アルバスが結成した不死鳥の騎士団に加わった。

第一次魔法戦争

1975年ごろ、マンダンガス・フレッチャーは一生ホッグズ・ヘッドに出入禁止となった。のちにシリウス・ブラックは彼が酒場から追い出したその人物のことをよく記憶していると語った。

1980年、ホグワーツ魔法魔術学校の占い学教授のポストをめぐってアルバスがホッグズ・ヘッドでシビル・トレローニーと面接した。死喰い人であったセブルス・スネイプがトレローニーのハリー・ポッターとヴォルデモート卿に関する予言を盗み聞きしていた。アバーフォースがスネイプの盗み聞きに気づいて追い出したため彼が予言の全容を知ることはなかった。

戦争の間

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戦争の間、ホッグズ・ヘッドでバーテンダーを務めるアバーフォース

1982年ごろ、アバーフォースは「ヤギに不適切な呪文」を使用して「ちょっとした問題」を引き起こしたことでウィゼンガモットに起訴され新聞で大々的に報じられた。アルバスによればアバーフォースはゴシップに屈することもなく身を隠すこともしなかったという。しかしアルバスは弟が字を読めるかどうか定かではないためこれが勇気による者かどうかもわからないと話した。

第二次魔法戦争

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ホッグズ・ヘッドに集まったダンブルドア軍団

1995年ハリー・ポッターと大勢の生徒たちがホッグズ・ヘッドを訪れハリーが闇の魔術に対する防衛術を教えることについて話し合った。ドローレス・アンブリッジが生徒のグループ活動を禁止していたため、これは完全な校則違反の防衛グループであった。アバーフォースは、ファイア・ウィスキーを頼もうと考えた者もいたが、生徒の一団にバタービールを振る舞った。不死鳥の騎士団の情報提供者としてマンダンガス・フレッチャーもこの場にいた。

1996年、アバーフォースは三本の箒の外でマンダンガスに出会った。マンダンガスはグリモールド・プレイス12番地から盗んできたと思われる品を売りつけた。その中にはシリウス・ブラック両面鏡があった。このときの会話をハリー・ポッターが見ていた。ハリーはアバーフォースがいなくなったらマンダンガスを捕まえようとしていた。

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兄アルバス・ダンブルドアの葬儀

1997年、ホグワーツで天文台の塔の戦いが勃発し、アルバスに頼まれたセブルス・スネイプの手によってアルバス・ダンブルドアが死亡した(当時スネイプと死亡したダンブルドア以外ふたりの合意について誰も知らなかった)。大勢の人々がアルバスの葬儀に出席した。アバーフォースに加えホグワーツの生徒たち、教授たち、昔からの友人たち、ホグズミードの住人たち、不死鳥の騎士団メンバー、魔法省役人たちなどである。アルバスの死によりアバーフォースは天涯孤独となった。

翌年、アルバス・ダンブルドアが死亡して死喰い人に対して無防備となったホグワーツはヴォルデモート卿の手に堕ちた。スネイプが校長となりふたりの死喰い人アレクトアミカス・カローが副校長に就任した。カロー兄妹は生徒を殴ることを楽しみ残酷で嗜虐的であった。兄妹は逆らう生徒を痛めつけるために魔術を使った。アバーフォースのパブはホグワーツから必要の部屋への隠し通路に使われ、彼は生徒たちに食料と水を提供した。

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鏡のかけらに映るアバーフォースの目

アバーフォースは両面鏡のかけらを手に入れ、もう一対の鏡を通して兄がしてきたようにハリーを見守った。ハリーはこの事情を知らなかったが時折鏡を見てはアルバスの目が映っているのではないかと考えた。マルフォイの館に囚われたハリーが鏡に向かって絶望的に助けを求めるとアバーフォースは救出のためにドビーを送り込んだ。この戦闘屋敷しもべ妖精が死亡したと知るとアバーフォースは悲しんだ。

死喰い人が支配するホグワーツ城でヴォルデモートの次の分霊箱を探すことに決めたハリー、ハーマイオニー・グレンジャーロン・ウィーズリーはホグズミード村に姿現ししたが到着した瞬間に夜鳴き呪文を発動させてしまい死喰い人に察知された。3人が透明マントに隠れると死喰い人たちは吸魂鬼を使ってハリーを探した。恐怖を感じ取った吸魂鬼が急接近するとハリーは守護霊の呪文で応戦した。そのとき近くのドアが開きアバーフォースがトリオを招き入れた。アバーフォースはネコを外に出したせいで呪文が発動したと死喰い人に説明し、彼らが見たのはハリーの牡鹿の守護霊ではなく彼のヤギであると納得させた。

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ホグワーツの戦いの直前、アバーフォースと話すトリオ

ハリーはこの老人がアルバスの弟アバーフォース・ダンブルドアであると気づいた。不死鳥の騎士団が敗北しすでにヴォルデモートが戦争を制し、戦い続ける者は自分を騙しているだけだと信じていたアバーフォースは翌日の朝に村を脱出するよう勧めた。アルバス・ダンブルドアの任務を完遂する必要があると言うハリーはこれを断った。アバーフォースは兄に従うハリーを叱りつけ兄の真実を知っているかと尋ねた。すでにダンブルドアの真意を疑い始めていたハリーは答えることができなかった。促され、アバーフォースはついに少年時代の真実について口を開いた。

ダンブルドアの過去を聞いた後でも、ハリーはアバーフォースの助けがあろうとなかろうとアルバスの任務をやり遂げる意志を曲げなかった。説得が無駄だと気づいたアバーフォースがアリアナの肖像画に語りかけると彼女は暗いトンネルの中に消えていった。アリアナはもうひとりの人物、ネビル・ロングボトムを連れてすぐに戻ってきた。ネビルは3人を連れて必要の部屋に戻り不死鳥の騎士団にハリーの帰還を伝えた。ホグワーツの戦いが始まる直前、アリアナの肖像画の後ろにあるトンネルにより、ホッグズ・ヘッドは外出する生徒と内部に忍び込む騎士団員のメイン中継基地となった。

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最後の戦いで他の魔法使いたちとホグワーツを守るアバーフォース

アバーフォースは戦いに参加した。彼は何千人もの非難した生徒がパブでひしめき合っていることについてハリーに文句を言うためにホグワーツに現れ、親世代の死喰い人に対してスリザリン生を何人か人質に「すべきだったと話した。ハリーはそれでもヴォルデモートを止めることはできない上にアルバスなら絶対にしないと言って却下した。アバーフォースは後者の理由に冷笑し城を守るためにその場を去った。戦闘中、アバーフォースは複数の死喰い人と戦うジニー・ウィーズリーを勇気づけた。ニンファドーラ・トンクスリーマス・ルーピンを見たかと聞かたアバーフォースはアントニン・ドロホフと決闘しているのを見たと答えた。戦いが再開されると彼は大広間に向かう途中でオーガスタス・ルックウッド失神させた。

戦争の後

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戦いの後ディーンシェーマスと話すアバーフォース

アバーフォースはこの第二次魔法戦争最後の戦いを生き延びた。戦闘終了後、アバーフォースは大広間にてディーン・トーマスシェーマス・フィネガンらと大広間で談笑した。彼はその後もとの生活に戻った。それはつまり「ホッグズ・ヘッドでヤギを育てる」ということである。

舞台裏

登場作品

脚注

  1. 「ハグリッドとよそ者」カードではホッグズ・ヘッド・インが描かれ、バーの後ろに男性が見える。彼はアバーフォースよりかなり若いが、カードが作られた時はバーテンダーの正体が明かされていなかったためと考えられる。
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