"でも、魔法省って、いったいなにをするところなの?」
「そうさな、一番の仕事は魔法使いや魔女があちこちにいるんだってことを、マグルに秘密にしておくことだ" —ハリー・ポッターとルビウス・ハグリッド [出典]
イギリス魔法省(M.o.M.)はイングランド、スコットランド、ウェールズを含めたグレートブリテンおよびアイルランド魔法コミュニティの主要統治機構。イギリスの魔法法の管理と施行を行った。グレートブリテンおよびアイルランドの魔法界は魔法省を通じてマグルのイギリス政府と接触していた。魔法省本部はロンドンの中心地ホワイトホールの地下深くにあった。魔法大臣が魔法省の最高責任者で、現職の魔法大臣はハーマイオニー・グレンジャーである。前身は魔法使い評議会。
歴史[]
英国魔法省の発足[]
イギリスにおいて17世紀までは「魔法使い評議会」が実質的なイギリスの魔法界の統治を行っていた。その後時代が流れる中で18世紀に入った1707年に魔法使い評議会の議長だったウリック・ガンプを魔法大臣として魔法使い評議会を再編する形でイギリス魔法省が発足した。ガンプは国際魔法使い機密保持法の履行に骨が折れる程注力し、魔法法執行部を設立した。
1717年、魔法省は服従の呪文、磔の呪文及び死の呪いの使用を「許されざる呪文」として禁止した。これらの呪文を行使した場合、最高で終身刑となった。
1720年代初頭の魔法大臣ダモクレス・ロウルは熱心な反マグル主義者であり、アズカバンを刑務所として開設し、看守に吸魂鬼を雇ったがこれらの政策が国際魔法使い連盟から非難され、最終的に辞任へと追い込まれた。
バジル・フラックは1752年に魔法大臣に就任したが、ゴブリンの反乱でゴブリンが狼人間を手を組んだこと後に辞任した。2ヶ月という最短在任記録は今でも破られてはいない。
登場作品[]
- ハリー・ポッターと賢者の石 (初言及)
- ハリー・ポッターと賢者の石 (映画) (言及のみ)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (言及のみ)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (映画) (言及のみ)
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (言及のみ)
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (映画) (言及のみ)
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット (言及のみ)
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット (映画) (回想場面)
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (初登場)
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス (言及のみ)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス (映画) (回想場面)
- ハリー・ポッターと死の秘宝
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
- ポッターモア
魔法界の政府 | ||
---|---|---|
イギリス魔法省の部局 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
地下1階 | 地下2階 | |||||
魔法大臣・補佐官 | 魔法法執行部 | |||||
魔法大臣室 | 大臣顧問室 | 魔法省上級次官室 | 魔法省次席補佐官室 | 闇祓い局 | 陶酔物質部門 | 魔法不適正使用取締局 | マグル製品不正使用取締局 | 偽の防衛呪文ならびに保護器具の発見ならびに没収局 | ウィゼンガモット最高裁事務局 | |||||
地下3階 | 地下4階 | |||||
魔法事故惨事部 | 魔法生物規制管理部 | |||||
魔法事故リセット部隊 · 忘却術士本部 · マグル対策口実委員会 · 目隠し機動隊 · マグル連絡室 | 動物課 · 存在課 · 霊魂課 · ケンタウルス担当室 · 小鬼連絡室 · 害虫相談室 · 誤報室 | |||||
地下5階 | 地下6階 | |||||
国際魔法協力部 | 魔法運輸部 | |||||
国際魔法貿易基準機構 · 国際魔法法務局 · 国際魔法使い連盟イギリス支部 | 煙突ネットワーク庁 · 箒規制管理課 · 移動キー局 · 姿現しテストセンター | |||||
地下7階 | 地下8階 | |||||
魔法ゲーム・スポーツ部 | アトリウム | |||||
イギリス・アイルランド・クィディッチ連盟本部 · 公式ゴブストーン・クラブ · 奇抜な特許庁 | ロビーとホール · 魔法族の和の泉 · 魔法は力なりの像 · 魔法省守衛室 · 魔法ビル管理部 | |||||
地下9階 | 地下10階 | |||||
神秘部 | ウィゼンガモット法廷 | |||||
予言の間 · 死の間 · 脳の間 · 時の間 · 惑星の間 · 愛の間 | 10号法廷 |