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この記事の内容の少なくとも一部は『ハリー・ポッター:ホグワーツの謎』からの情報です。この記事の中にはネタバレがあります。 |
"レヴィ・キッドはナゾナゾを解くのが得意な呪い破り志望の青年だ" —レヴィの人物像について [出典]
ウィルフレッド・レヴィ・キッド (1973年頃生まれ)は、レヴィと言う名前で知られる、1984年にホグワーツ魔法魔術学校に入学しグリフィンドールに組分けされた魔法使いである。彼は授業中、浮遊術に何度も失敗し、クラスメートからからかわれていた生徒だった[3]。
経歴[]
レヴィは1984年にホグワーツ魔法魔術学校に入学し、グリフィンドールに組分けされた。彼は呪文学の授業で浮遊術を習得するのに苦労した。 彼は1年目に他の生徒に噛みついたことでセシル・リーが探していた狼人間ではないかと疑われたことがあった。
5年目[]
ジェイコブのシブリングとベン・コッパーはこの人物の名前を覚えていなかった。彼らはレヴィが5年目にいることすら忘れていた。
1989年頃、レヴィはハロウィーンパーティーの大広間の装飾係を希望し、ジェイコブのシブリング、ペニー・ヘイウッドらと共に大広間の飾り付けを行った。ジェイコブのシブリングらはこの生徒の名前を覚えていなかった。彼は5年目の終わりにあるOWLで少なくとも3つの科目を達成した。浮遊術で苦労していたにも関わらず、彼は呪文学でふくろうを達成し、NEWTレベルに進んだ。また、魔法史も受講した。
6年目[]
呪い破りの挑戦[]
6年目のある時期にレヴィは変身術の授業でミネルバ・マクゴナガルから指名され、フェレットを羽ほうきに変身する呪文をクラスの前で実演した。彼はフェレットに変身呪文を唱えるが、変身したのは羽ほうきではなくスカンクだった。授業を受講していたメルーラ・スナイドは彼の様子を見て「ウィンガーディアム・レヴィオーサの落ちこぼれは笑わせてくれる」と軽蔑した。軽蔑さへたレヴィは落胆し、自信を失った。しかし、隣の席に座っていたジェイコブのシブリングは彼を励ました。そしてレヴィは自分を変えたいと考えていることを話し、呪い破りについてジェイコブのシブリングに質問した。話が終わった後に彼は本当の名前を明らかにし、「誰も自分の名前を覚えてくれない」と悲観的に話した[4] 。
その後、2人はホグワーツの図書室に行き、呪い破りの職業を調べ始めた。そして将来呪い破りになりたい事をジェイコブのシブリングに伝えた。ジェイコブのシブリングは友人で呪い破りとして働いているビルをレヴィに紹介した。レヴィはビルになぜ呪い破りを目指そうとしたのかを尋ね、それに対してビルはジェイコブのシブリングのお陰で呪い破りを目指そうと決めたことを語った。そして呪い破りになるには相応の精神力が必要になることを彼にアドバイスした。ジェイコブのシブリングはビルに今度の呪い破りの任務に同行してもらえないか尋ねた。ビルはこの仕事が命の危険を伴うことがあり、あったばかりのレヴィとは一緒に同行するのは難しいことを漏らした。その上でビルは呪われた部屋の力によって肖像画に閉じ込められいたベアトリス・ヘイウッドの話を聞いて、実際に呪いにかかることはどのようなことなのか、体験者の話が一番役に立つとし、その上でもう一度グリンゴッツに来てほしいと語った。
レヴィとジェイコブのシブリングはベアトリスの元を訪れ、肖像画の体験を語ってほしいと彼女に頼んだ。当初彼女は過去の記憶を思いだしたくなく、話すことを拒んでいたが、ジェイコブのシブリングが機転を効かせてようやく口を開いた。ベアトリスの話を聞いたレヴィは彼女の辛さに同情を閉めつつも、彼女は「逆にその経験は私を強くさせた」と決して無駄ではなかったことを語った[5] 。
その後レヴィはグリンゴッツを訪れ、呪い破りとして決意が固まったことをビルに伝えた。ビルはグリップフックを彼らに紹介した。グリップフックは任務の詳細を3人に説明し、禁じられた森にある宝を探し当ててほしいと彼らに伝えた。宝がレッドキャップの巣穴にあると睨んだ彼らは禁じられた森へ向かった。
レッドキャップの穴にはスフィンクスがおり、スフィンクスは3つのナゾナゾに答え、「ホグワーツの贈り物」を見つければ宝を差し出すが、間違えたら死を与えると語った。レヴィは恐怖心を抱き、どうすれば勇気を出せるかジェイコブのシブリングに質問した。気分が楽になったレヴィはスフィンクスに挑戦を受けることを宣言した。
スフィンクスは早速最初のナゾナゾを出題した。それは『金色の体、銀色の翼 見つけると笛が歌う』というものだった。しばらくの思案の末、レヴィはこれが金のスニッチであることを見つけ、3人は夜の闇横丁で中古の金のスニッチを譲り受け、スフィンクスに差し出した。
2つめのナゾナゾは『私が時と共に消える白いフタがある。体はあるが、骨組みはない』というものだった。レヴィはこれが「豊かな味がする液体」を指すものであるとし、バタービールではないかと推察した。その後マダム・ロスメルタの元を訪れ、バタービールを注文した。しかし、ロスメルタは仕事の都合上1人分しか作っていなかった。テーブルに運ばれてきたバタービールであるが、レヴィの呼び寄せ呪文が失敗し、バタービールはグラス毎壁にぶつかり割れてしまった。路頭に迷ったジェイコブのシブリングとレヴィだが、何とかバタービールを自作し、スフィンクスの元に持ってくることができた。
3つ目のナゾナゾは『赤と黄色』にまつわるものだった。前回までのナゾナゾとは異なり抽象的な課題に最初、全く分からなかったが、レヴィはそれがグリフィンドールを表す色であり、従ってナゾナゾの答えはグリフィンドールであることを突き止めた。グリフィンドールの紋章を持ってこようとするが、制服の紋章を外すことは憚られた。そのため、ビルのお下がりの制服を使うことにしたが、その途中チャーリーがハグリッドとの手伝いで制服を汚してしまった。そのため、ジェイコブのシブリングは代わりの制服をアンドレ・エグウに作らせ、チャーリーのボロボロの制服を持っていくことにした。
3つ全てのナゾナゾを解き、スフィンクスはスニッチ、バタービール、紋章に共通するものは何か、3人に問いかけた。そして思案の末、それらが『人を繋ぐもの』であるとの結論に至った。スフィンクスは3人に一礼し、宝物を譲った。グリンゴッツに戻った3人は宝をグリップフックに渡した。そしてレヴィは宝の入った箱に向けて浮遊術をかけて、見事に浮かせることに成功した。
7年目[]
彼はまたもや呪文学の授業で浮遊術の呪文を失敗した。レヴィいわく、魔法史の方が得意だとしたが、コーリー・ヘイデンが説明するまで悪人エメリックが誰なのかを知らなかった。
性格と特徴[]
レヴィは自信のないひ弱な人物であり、何をするにも積極的になることが出来なかった。事実、基本的な呪文であるウィンガーディアム・レヴィオーサが習得出来ずにおり、クラスメートからからかわれるのとも日常茶飯事だった。
しかし、ジェイコブのシブリングと出会ったことによって彼は少しずつ変わっていった。ひ弱な性格と思われていた彼だったが、グリフィンドールの名前に恥じず、勇敢さと機知に飛んで降り、スフィンクスの出題するナゾナゾを解くことができた。そして最終的には金の入った大きなキャッシュケースを浮遊術で難なく動かすことができた。
魔法能力と技術[]
- 呪文学:レヴィは長年「ウィンガーディアム・レヴィオーサ」の習得に苦戦し、才能がないと思われていた。しかし、6年目には重いキャッシュケースを難なく浮遊術で動かしていることから、少なからずの上達を見せ、この分野にある程度精通していた。
- 洞察力:レヴィは鋭い洞察力を持っており、スフィンクスが出題するナゾナゾを解くことができた。また、彼は日頃から図書室でパズルを解いていたことからこの分野に優れていたことは確かである。
- 変身術:レヴィはOWLを達成し、マクゴナガルのNEWTレベルの授業を受けていることからこの分野に優れていたことは確かである。しかし、変身術で変身先が別の生物になるなど、ドジな面をもっていた。
人間関係[]
ジェイコブのシブリング[]
ジェイコブのシブリングは当初レヴィの名前を知らず、「ウィンガーディアム・レヴィオーサ」に苦戦している生徒であると思っていた。実際に彼は6年目までレヴィと同じ授業を受けていたにも関わらず、彼の名前を言うことが出来なかった。しかし、ジェイコブのシブリングと交流するうちに自分に自信がつくようになり、多くのナゾナゾを鋭い洞察力で答え、最終的には友達になった。ジェイコブのシブリングはレヴィの心境の変化に大きな影響を与えた。
ホグワーツの生徒たち[]
ホグワーツの生徒はレヴィを「レヴィオーサの落ちこぼれ」と揶揄し見下しており、特にメルーラ・スナイドは彼を特に軽蔑していた。
舞台裏[]
- この人物は魔法史のクラスで唯一、闇の魔術に対する防衛術に参加していない生徒である。
- この人物は元々、NPCの群衆キャラクターで名前が割り振られていなかったが、主人公が1年目の時から登場しているキャラクターである。
- 6年目に発生するレヴィに焦点を合わせたサイドクエスト「呪い破りの挑戦」で初めて名前が明かされる。
登場作品[]
ハリー・ポッター:ホグワーツの謎(初登場)