"ビル・ウィーズリーが私を好きなんて、やっぱり信じられないわ。なんて馬鹿なのかしら、ウィーズリー何とかと付き合おうと誰が思うかしら。ビルは貧乏で無作法。私と付き合えるなんて思い込みが激しくにも程があるわ。" —ビル・ウィーズリーを罵倒するエミリー [出典]
エミリー・タイラー(1971年頃生まれ)は、ホグワーツ魔法魔術学校出身のイギリスの魔女である。ビル・ウィーズリーはエミリーに初恋をしたが、エミリーはビルに興味が無くこの恋が実ることはなかった。
経歴[]
ホグワーツ在学時代(1982年~1989年)[]
彼女は1982年にホグワーツに入学し、グリフィンドールに組分けされた。
5年目[]
エミリーは自身が「誰よりも美しい」と自負していた。彼女は闇の魔術に対する防衛術の授業で失神の呪文で吸血コウモリを打ち負かし、クラスメートから称賛を受けた。ある日、ビル・ウィーズリーはエミリーに初恋をし、ジェイコブのシブリングにエミリーとの関係についてアドバイスを求めた。ビルは彼女に話しかけることに緊張していたが、彼から励ましを受けた。
ジェイコブのシブリングはビルに変わって、彼がエミリーが好きであることを持っていることを彼女に伝えた。しかし、エミリーはビルに興味がなく、逆に恥ずかしがり屋なウィーズリー家出身のビルを「貧乏で下品」と嘲笑し罵倒した。ジェイコブのシブリングはエミリーの高慢な態度に怒りを覚え、一貫してビルを擁護した。ビルはこの事実を知り、彼女に対する恋愛感情は消え失せた。こうしてビルの初恋は失敗に終わった。
7年目[]
1988~1989年度でエミリーはぶつかったことをに対する謝罪をしなかったイスメルダ・マークを執拗にいじめた。彼女はイスメルダの日記を強引に奪って、多くの生徒が野次馬として集まっているなか、イスメルダの秘密を大っぴらに晒し嘲った。
容姿[]
エミリーはポニーテールの髪型であり、茶色の髪の色をしていた。また、ドローレス・アンブリッジに似たピンク色の服を好んで着ていた。
特徴と性格[]
エミリーは傲慢で自己陶酔的なナルシストであり、自分に絶対の自信を持っておりグリフィンドール寮生に見られる傲慢さを持った人物だった。彼女はビルをはじめとしたウィーズリー家を「貧乏で下品」であると見下すなど、格下と見ていた物に先を越されることに強烈なコンプレックスを感じる性格だった。また、彼女は7年目でスリザリン生のイスメルダ・マークを多くの生徒が見る前で辱しめるなどいじめっ子的な性質を持っており、自分に意見されることに強烈な不満を抱いていた。この点ではドローレス・アンブリッジに通ずる面があった。
人間関係[]
エミリーは彼女に付き従う女子生徒がいることからも、ペニー・ヘイウッド同様ホグワーツ中の生徒から人気の女子生徒だったことが分かる。しかし、付き従っている生徒と友情があるわけではなく、単なる手下と思っていた。彼らはエミリーに干させることへの恐怖心故に従っていたのである。
ビル・ウィーズリー[]
エミリーは自身に恋をしていたビル・ウィーズリーを嘲笑し、罵倒した。彼女は自分がウィーズリー家よりも格式高いという妄想にとらわれていた。
イスメルダ・マーク[]
イスメルダとは中庭で偶然ぶつかるまで、何の接点もなかった。エミリーはイスメルダから日記を取り上げ、彼女を罵倒した。
舞台裏[]
- エミリーはグリフィンドール生であるにも関わらず、パンジー・パーキンソンと共通点があった。どちらも学年のいじめっ子であり、主人公とその友人両方を敵にまわしている。
登場作品[]
ハリー・ポッター:ホグワーツの謎(初登場)