カスバート・ビンズ教授は、ホグワーツ魔法魔術学校の魔法使いであり、魔法史の教授だったゴーストである。彼は生前、老年期まで学生相手に教鞭を採ってきたが、ある日に職員室の暖炉で眠り込んでしまいそのまま息を引き取った。しかし、その後ゴーストとして現世に残り続けて長年ホグワーツの学生を教え続けた。
ビンズの授業は、中古の電気掃除機のようなブーンブーンという単調な講義が特徴であり、受講生はすぐに集中力が切れ居眠りすることは日常茶飯事である。この講義に対抗できるのは、ハリーの知る中でただ一人で、ハーマイオニー・グレンジャーだけだった。彼は、生徒の名前を全く覚えていなく、ハーマイオニーのことをグラント、シェーマスのことをオッフラハーティ、パーバティの事はペニーフェザー、ハリーはパーキンズなどと間違えている。なお、ほとんどの学生がO.W.L.試験で落第している。
経歴[]
生い立ち[]
ビンズ・カスバートはイギリスで両親から生まれた。
ホグワーツ教授として[]
生前[]
カスバートはホグワーツ魔法魔術学校に来て、魔法史教授に応募した。彼は苔むした中庭の近くにある教室と5階廊下にある部屋を与えられた。
彼の授業は退屈この上ないものだった。彼はメモを読むように授業を進め、彼の声を聞いた多くの生徒は授業中に眠りに落ちた。
カスバート・ビンズの死[]
"ビンズ先生は、昔ある日に、教員室の暖炉で眠り込んでしまい、その時にはすでに相当の年だったのだが、よく朝起きたときに生身の体を置き忘れてしまったのだそう" —ハリー・ポッターと賢者の石
カスバートは老年になってもホグワーツで教鞭を取り続けた。亀のように老けたシワを寄せた彼は、ある日職員室で眠りに落ちた。しかし、彼は眠っている間に既に亡くなっており、次の授業に行くために起きたときにはゴーストになっていた。そして彼は授業を行ったがゴーストになってもなお授業は退屈なものだった。
死後[]
1970年代[]
1970年代、彼はジェームズ・ポッター、リリー・ポッター、ピーター・ペティグリュー、シリウス・ブラックを相手に教鞭を取った。
1988-1989年[]
1988年-1989年、彼はジェイコブのシブリング、ニンファドーラ・トンクス、チャーリー・ウィーズリーを相手に教鞭を取った。しかし、生徒にとってカスバートの授業は退屈でしかなかった。生徒たちは授業中にお菓子の味見やいたずら道具を使ったり、魔法薬を作り、爆発スナップで遊び、ロウェナ・レイブンクローの肖像画を教室に持ってきたり、生徒やゴースト、ピーブズが勝手に授業をし始めたり、ニンファドーラ・トンクスは七変化でカスバートに成り済ましたりとやりたい放題だった。カスバートはほとんど生徒のすることに無頓着だったため、咎めることはなく、むしろカスバート自身が授業中に寝ることもあった。
1991-1992年[]
カスバートは伝説の生き残った男の子として有名なハリー・ポッターを教えた。しかし、彼はクラスの生徒など興味がなく、自分の話すことを単調にノートに書いてくれることしか期待していなかったため、ハリーという伝説の人物が授業を受けていることすら気づくことはなかった。ハリーは魔法史の授業を「最も退屈な授業」であると述べた。しかし、ハーマイオニー・グレンジャーはカスバートの授業を真剣に聞いていたため、彼女だけがビンズの耐性を持っているものと思われた。
1992年-1993年[]
登場作品[]
- ハリー・ポッターと賢者の石 (Professor Binnsという名前で初登場) (初登場) (幽霊や霊体で登場)
- ハリー・ポッターと賢者の石 (ゲーム) (幽霊や霊体で登場) (GBC version only)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (幽霊や霊体で登場)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (ゲーム) (幽霊や霊体で登場) (GBC版のみ)
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (言及のみ)
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット (幽霊や霊体で登場)
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (幽霊や霊体で登場)
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (ゲーム) (言及のみ)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 (言及のみ)
- ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター (言及のみ)
- レゴ ハリー・ポッター 第1章-第4章 (幽霊や霊体で登場)
- レゴ ハリー・ポッター 第5章-第7章 (幽霊や霊体で登場)
- ポッターモア (幽霊や霊体で登場)
- 魔法ワールド (幽霊や霊体で登場)
- ハリー・ポッター:ホグワーツの謎 (幽霊や霊体で登場)
- ハリー・ポッター:魔法同盟 (言及のみ)