"何かを安全にしまっておくには、グリンゴッツが世界一安全な場所だ。たぶんホグワーツ以外ではな" —ルビウス・ハグリッド [出典]
グリンゴッツ魔法銀行とは、魔法界における唯一の銀行であり、小鬼が所有・経営している。この銀行は1474年にグリンゴットという小鬼が設立した。メインオフィスはイングランド、ロンドンのダイアゴン横丁北側に存在する。魔法使いや魔女が金品や貴重品を保管出来るだけでなくマグルの通貨を魔法通貨に両替することも可能である。両替されたマグルの金はのちに小鬼の手によってマグル界の流通に戻される。ルビウス・ハグリッドによればグリンゴッツは魔法界において、ホグワーツ魔法魔術学校以外でもっとも安全な場所である。
歴史[]
グリンゴッツ魔法銀行は1474年に小鬼のグリンゴットによって設立された。銀行の設立の背景には14世紀に起きたバブル経済と密接に関係していることが明らかになっている。
銀行はその後イギリス魔法省の前身である魔法使い評議会の手に渡り(事実上の「官製銀行化」)、少なくとも1500年代までには評議会はグリンゴッツの経営権を掌握した。しかし、それから200年後の1865年に魔法省は再び経営をゴブリンに戻した。
1926年11月29日、グリンゴッツは保護呪文により一時閉鎖された。
1997年にヴォルデモート卿が魔法省を掌握すると、グリンゴッツは彼らの支配下に置かれることになり、銀行は死喰い人を従業員として雇った。
侵入[]
グリンゴッツは記録されている限りでは2回しか侵入を許していない。
1度目の侵入は1991年に発生した。ヴォルデモートの命を受けた闇の魔法使いクィリナス・クィレルは銀行から賢者の石を盗み出すべく侵入を試みた。713号金庫には茶色の布にくるまれた賢者の石な保管されていたが、アルバス・ダンブルドアはルビウス・ハグリッドに頼みハリー・ポッターの学用品購入の際にグリンゴッツを訪れ、事前に回収していたため金庫は空になっていた。
2人が713号金庫を訪れたその日の午後にクィレルは金庫に侵入した。前述の理由から盗み自体は失敗に終わったものの、「最も安全」だったグリンゴッツに侵入者が現れたことは魔法史上前代未聞であり、世界中の魔法使いを大いに驚かせた。当時は犯人が誰なのかは分からなかったが、後にクィレルが犯人であることが分かった。また、この事件によりグリンゴッツの警備の甘さが露呈した。
もう1つの侵入は1998年に発生した。
建物[]
金庫[]
現在判明している金庫
- 1番金庫
- 2番金庫
- 3番金庫
- 12番金庫
- 619番金庫
- 687番金庫
- 688番金庫
- 711番金庫
- 712番金庫
- 713番金庫
- 998番金庫
- レストレンジ家の金庫
- ウィーズリー家の金庫