ゴドリックの谷の襲撃は、第二次魔法戦争中の1997年のクリスマスイブにハリー・ポッターとナギニの間発生した戦い。ヴォルデモートはハリー・ポッターを殺害するためにゴドリックの谷を訪れていたトリオにナギニを遣わした。3人は襲われるものの、辛うじて脱出に成功した。
経過[]
背景[]
1997年後半までにトリオはヴォルデモート卿を完全に殺すために、分霊箱を探す旅をしていた。1997年9月に彼らは魔法省に潜入しドローレス・アンブリッジの手からサラザール・スリザリンのロケットを入手することに成功するが、ロケットに秘められている邪悪な魔法(ヴォルデモートの魂)が作用し、トリオの関係が次第に悪くなっていき、ロンが仲間から抜け出してしまった。ハリーとハーマイオニーは一緒にいたものの、ロンの離脱は大きな戦力ダウンとなった。
ハーマイオニーはアルバス・ダンブルドアが遺した「吟遊詩人ビードルの物語」の本の中に、今夏ビルとフラーの結婚式の際、ゼノフィリウス・ラブグッドが付けていたネックレスと同じマークが書かれていることに気づいた。ハリーとハーマイオニーはこの印の意味が分からず、手がかりを得るためにゴドリックの谷へ向かおうとした。しかし、ハーマイオニーはゴドリックの谷に向かうことは危険であると考えていたが、ハリーは両親の墓参りをしたいとの強い気持ちがあったため、結局谷へ向かうことになった。
待ち伏せ[]
ハーマイオニーは死喰い人の待ち伏せ攻撃を防ぐため、ゴドリックの谷への訪問を1週間延期した。2人は透明マントを使った姿現しを練習し、またポリジュース薬を作るためにクリスマスの買い物をしていたマグルの頭髪を手に入れた。そして、村に到着すると2人はポリジュース薬を飲み、集落を通り抜けた。
ポッター家の墓参[]
ハリーとハーマイオニーは墓地に向かう途中、戦争記念碑を通った。記念碑には幼い頃のハリーを含むポッター家の肖像が描かれていた。墓地にはケンドラとアリアナの墓やイグノタス・ペベレルの墓があった。ポッター夫妻の墓にたどり着いた2人は魔法でクリスマスリングを作り、墓に供えた。この時、ハーマイオニーはペベレルの墓に本で見た紋章が彫ってあることに気付き、不思議に思った。
バチルダの家[]
ハリーとハーマイオニーは透明マントに隠れながら移動したが、遠くからこちらを見つめる老婆の姿を見た。この老婆は歴史学者のバチルダ・バグショットだった。ハリーがバチルダか確認すると彼女はそっと頷いた。2人は彼女に招かれるように追いかけ、腐った肉の臭いがする家に入った。バチルダの家には金髪碧眼の若い男の肖像画やリータ・スキーターの暴露本が積まれていた。後にこの男の肖像画はバチルダの大甥であるゲラート・グリンデルバルドであることが分かった。
ハリーは執拗にバチルダに質問を投げ掛けるが彼女は何も答えず、そのまま2階へ向かった。ハリーはそんな彼女を追いかけ2回へ上がった。そこで彼女は「お前はポッターか」と訪ねるとハリーはこれに答えた。と同時にハリーの持っているサラザール・スリザリンのロケットが激しく鼓動していることを感じた。実は、バチルダは既に殺されており、目の前にいる「バチルダ」はナギニが化けた姿だった。ハリーは無意識にパーセルタングでナギニと会話していたのである。これがバチルダがハーマイオニーの前で会話しなかった理由でもあった。
バチルダば変装したナギニであると分かるとナギニはバチルダの体捨て、蛇の姿となって2人を襲った。ハリーは身を呈してハーマイオニーからナギニを離し、そのまま逃げるようにして脱出した。この時、ヴォルデモートがゴドリックの谷に到着したのを確認した。しかし、確認する間もなく2人は逃げた。
登場作品[]
第二次魔法戦争 | ||
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