スリザリンのロケットの破壊は、第二次魔法戦争中の1997年12に起こった出来事。ロン・ウィーズリーはグリフィンドールの剣を使い、分霊箱となったスリザリンのロケットの破壊に成功した。
背景[]
ロケットの入手[]
アルバス・ダンブルドアは長年ヴォルデモートがなぜ一度は破滅したのに復活を果たしたのかと疑問に思っていた。そして、若きレギュラス・ブラックと同じ結論にたどり着いた。それは彼が不死を確固たるものにするために分霊箱を作成したというものである。しかし、分霊箱であるという確証は得られなかった。しかし、トム・リドルの日記にかけられた闇の魔法や秘密の部屋で起きた一件からヴォルデモートが分霊箱を使って不死を得ているという確証を持った。ハリーが六年生になるとダンブルドアは彼に個人授業を持ち、分霊箱についての知識を共有した。
「分霊箱」についてハリーに教えるダンブルドア
個人授業の間、2人はヴォルデモートの半生についての記憶を覗き、そこから分霊箱は1つではなく、複数個存在し、その中でサラザール・スリザリンのロケットが分霊箱にされたことを突き止めた。
偽のロケットとダンブルドアの死[]
ダンブルドアは分霊箱を見つけるために多くの時間を費やしたが、その結果は悲惨なものだった。彼は1996年夏にマールヴォロ・ゴーントの指輪を見つけたが、そこに嵌め込まれていた死の秘宝の１つ蘇りの石の誘惑に負け、自ら指輪を嵌めてしまったのである。分霊箱の破壊には成功したが、指輪の呪いによって残りの寿命が1年程になってしまった。しかし、それでも彼は残る分霊箱の発見のために多くの手がかりを探し求めた。
そうした中、ダンブルドアはスリザリンのロケットを見つけ、それを入手し破壊するために1997年6月にハリーと共に洞窟へ向かった。洞窟には亡者が住んでおり、2人を殺そうと攻撃してきた。
経過[]
破壊[]
ゴドリックの谷の訪問後、ハリーとハーマイオニーはディーンの森で野営した。ハリーはこの森でセブルス・スネイプの守護霊を見つけ、それを追うように森の奥へと向かっていった。向かった先には凍った池があり、底にはグリフィンドールの剣が沈んでいた。ハリーは剣を手に入れるべく凍った池に足を踏み入れた。そして剣を手にしようとした瞬間、身につけていた分霊箱がハリーの首を締め殺そうとした。ハリーは気を失い死ぬのも時間の問題かと思われていたが、喧嘩別れしたロンが戻ってきてハリーを救った。
ロンを罵倒するハリーとハーマイオニーの幻影
ハリーとロンは喧嘩について和解し、剣を持って分霊箱の破壊を試みた。ハリーがパーセルタングで「開け」と話すとロケットが開いた。ロケットの中にはヴォルデモートに似た2つの目のようなものがあった。分霊箱は破壊しようとするロンに精神的な揺さぶりをかけようとした。その後分霊箱からハリーとハーマイオニーの幻影が出てきて、ロンを嘲った。ロンは正気を失い、分霊箱の見せる幻影に釘付けになっていた。幻影のハリーとハーマイオニーは明らかに裸の姿であり、残酷にロンを罵倒した。最終的に幻影の2人は裸でキスをし、肉体関係にあるかのようにロンに思わせた。その時、本物のハリーがロンに早く破壊するよう叫び、それに正気に戻ったロンは幻影を掻い潜り、分霊箱を破壊した。その後、ハリーはロンに対して、ハーマイオニーは「兄妹」として愛しているだけであると語り、分霊箱が写したものは精神な揺さぶりをかけるものに過ぎないと話した。ハリーは壊れたロケット(壊れたのは内部のガラスと鎖のみ)を手に取り、それを保管した。
ヴォルデモートのロケットの発見[]
登場作品[]
- ハリー・ポッターと死の秘宝(1st)
- ハリー・ポッターと死の秘宝Part1
- 魔法ワールド(言及のみ)
| 第二次魔法戦争 | ||
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