チャリティ・バーベッジ教授はイギリスの魔女である。彼女はホグワーツ魔法魔術学校でマグル学の教鞭を取っていたが、死喰い人に捕まえられヴォルデモート卿によって殺された。
経歴[]
ホグワーツ教授まで[]
チャリティはイギリスでバーベッジ夫妻の間に生まれた。彼女の親族は不明であるが、純血もしくは半純血だった可能性が高い。彼女はホグワーツで教育を受け、マグル学でOWLとNEWT両方を達成したと思われる。
ホグワーツ教授として[]
チャリティは男性教授の後を継ぎ、マグル学の教授に就任した。
死[]
1997年夏、チャリティは死喰い人により誘拐された。失踪と疑われたが、彼女は「辞任した」とされた。死喰い人の会議がマルフォイの館で行われている間、彼女はテーブルの上に吊るされていた。ヴォルデモートは彼女が魔法使いや魔女をマグル支持の考えに汚染させているとして非難した。また、ヴォルデモートはチャリティが魔法使いとマグルの「交わり」を推奨していると主張した。
死喰い人の会議でチャリティを宙吊りにするワームテール。
会議に集まっている死喰い人の中にセブルス・スネイプを見た彼女は助けてくれるよう懇願した。しかし、スネイプは二重スパイをしており、多くの死喰い人が見守る中、単独で彼女を助けることは計画が破綻するリスクを冒すことを意味していた。つまり、彼は何もすることができなかった。ヴォルデモートは彼女を罵倒した後に死の呪文で彼女を殺し、その骸をナギニに食べさせた。
死後[]
ヴォルデモートに殺されるチャリティ
チャリティの殺された事は誰にも知られることはなかった。彼女はホグワーツ教授を「辞任した」とされていたが、不死鳥の騎士団メンバーは夏以降彼女を見ていなかったので、辞任したことを信じなかった。 結局、彼女の事の真相が明らかにされたのはヴォルデモートが死んだ後の事だった。
特徴と性格[]
チャリティ・バーベッジはマグルとマグル生まれの魔法使いの権利を支持する見解を持っていた。彼女はマグルに寛容であり、マグルは魔法使いと同等の権利を持ち、純血主義の衰退は魔法界に利益になると信じていた。
魔法能力と技術[]
- マグル学:チャリティは、ホグワーツでマグル学の教授をしていたことからマグルについて膨大な知識を持っていた。彼女はその膨大な知識を利用し、マグルと魔法使いの理解を促進する理念を生徒に教えた。
- 呪文学:チャリティは実体はないが、守護霊の呪文を習得している可能性があり、高度ではないにせよ、守護霊の呪文を使えることは優れた魔法力を持っている証である。
人間関係[]
セブルス・スネイプ[]
チャリティの同僚であるセブルス・スネイプ
ホグワーツでの勤務中、チャリティはセブルス・スネイプを友達だと思っており、1997年夏の死喰い人の会議で彼女はスネイプに助けを求めた。アルバス・ダンブルドアを殺した(ダンブルドアはスネイプに自身を殺すように計画を立てており、合意の上での殺害であるがこれは知られていかった。)にも関わらず、彼を友達と見なした。 しかし、スネイプは二重スパイであり、ヴォルデモートの忠臣を演じる必要があったことから、残念ながら助けることはできなかった。ここで助けたらスネイプも殺されることとなり、計画が台無しになるからである。それに対してスネイプはある程度の反省を感じているようであり、チャリティが殺された際も、喜んでいるようには見えなかった。
役職[]
- マグル学教授
前任者:正体不明のマグル学教授 後任者:不明
登場作品[]
- ハリー・ポッターと死の秘宝(初登場)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1