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警告!
この記事の内容の少なくとも一部は『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』からの情報です。この記事の中にはネタバレがあります。 |
ハリー・ポッター:魔法の覚醒は、AndroidおよびiOS向けのモバイルCCGMMORPGゲーム[5]である。このゲームはホグワーツの戦いから10年後の世界を描く作品である。現在この作品はベルギーとルクセンブルクを除く全世界で展開されている[1][2][4]。
ストーリー[]
このゲームはハリー・ポッターがヴォルデモート卿を倒した10年後を舞台としている[6]。
マグル生まれの主人公がある日ホグワーツ魔法魔術学校の入学通知書を受けとるところから物語は開始し、ハグリッドによって魔法界の存在を教えられた主人公は彼の付き添いのもとダイアゴン横丁で学用品の買い物をする。
入学式当日、9と4分の3番線の場所を知らない主人公は構内で立ち往生してしまうが、そこへ居合わせた見知らぬ魔法使いの助けによって主人公は無事乗車に成功する。
しかし組分け儀式の直後、同級生のアイビー・ワリントンが行方不明となる。
製作[]
中国の公開ベータは2020年の5月29日に行われた[7]。 2020年5月初頭、プライベートベータテスターたちはゲームプレイの反復性やカードデュエルに批判的でこのゲームへの失望を表明したと伝えられているが、ゲームの美術デザインは好意的に受け取られた[8]
2021年6月16日、Androidユーザー向けの正式ベータが開始された[9]。 当初7月31日、原作小説の主人公ハリー・ポッターの誕生日がゲームの正式リリース日だと告知されていたが、20日後8月20日にリリースが9月9日に延期されたことが報告された。正式リリースはパブリックベータと呼ばれることがあるが、この語は中国におけるパブリックリリースの代替表現である。
ワールドリリース(ソフトローンチ)における変更点[]
ワールドリリース(ソフトローンチ版)は中国の早期リリースといくらかプロットの相違がある
- ダイアゴン横丁での買い物が終わったあと、ハグリッドは空飛ぶバイクで主人公を家まで送ろうとしていた。しかしバイクが動かないので、代わりに2人はロンドン地下鉄に乗った。
- 主人公が9番線と4分の3番線がどこにあるか探していると、ハリー・ポッターが現れてプラットフォームへの行き方を教える。
- 主人公がホグワーツ特急の開放座席車で席を探すシーンが挿入される。主人公はダニエル、ロッティー、ロビン、カサンドラのいずれか2人の新1年生に相席を頼むが、双方から断られる。最終的にはアイビーが主人公を彼女のボックスに誘う。早期リリースにおいて主人公は不明の生徒たちと共にコンパートメント席に座る。
- 組分け式の前のスピーチで、マクゴナガル校長は3階の空き教室に不機嫌なグールが住み着いたことを生徒たちに知らせる。
- 主人公はスラグホーン教授の魔法薬学の授業で「髪を逆立てる薬」を調合する。ワールドリリースでは、ダニエルが禁じられた森で材料を手に入れるのを手伝った後、彼が授業外で一人でその薬を調合しようとしているのを見つける。
- 授業の合間、廊下で数人の生徒(ロビン、ケビン、ロッティー)が、ロン・ウィーズリーが1年生のときウィンガーディアム レヴィオーサでトロールを倒した話をしている。そこに現れたカサンドラ・ヴォールは廊下で立ち話をしていた3人に対して「退け」と無愛想な表情で言い、魔法薬学の授業へ向かう。ワールドリリースではこのシーンはカットされ、代わりに主人公がカサンドラからウィンガーディアム・レビオーサを教わるシーンが挿入された。
- 魔法薬の授業中、魔法薬の材料であるネズミのしっぽが足りなくなる。生徒は地下牢にネズミのしっぽを取りに行き、そこで蜘蛛と遭遇する。
- トレローニー教授に招かれた占い学の教室で主人公は震えるやかんを発見し、その中のオカミーに気付く。なんとかオカミーをやかんに戻したあとトレローニーが現れ、やかんをハグリッドに届けるように頼まれる。
- ワールドリリース(グローバルクローズドベータテスト)では、ダニエルと魔法薬を作る複数のサブプロットが追加された。
- ワールドリリース以後は3年目のサブプロットが実装された。
ベータ終了後変更・カットされたシーン[]
2021年9月の中国リリースベータ期では、これ以後は変更・カットされたシーンがいくつか確認できた。
- 組み分けの儀式でマクゴナガル校長がアイビー・ワリントンの名前を読み上げたあと、ハグリッドに伴われたアイビーが遅れて式に登場する。ハグリッドによれば、アイビーは藪に気を取られて他の集団から置いて行かれてしまったという。校長は彼女の入学早々の失態を叱る。
- 呪文学の授業で主人公、アイビー、カサンドラはひとつの班として共にインカーセラスを練習することになる。カサンドラは呪文の天才のアイビーならきっと実演に成功するだろうと煽り、彼女が最初に呪文を行使してみせろという。しかし呪文は作用せず、カサンドラはこの呪文は本当は簡単ではないのだろうかと嘯く。主人公はカサンドラの口がかすかに動き反対呪文を唱えていたことをアイビーに教え、彼女はカサンドラの卑劣さに腹を立てる。カサンドラは呪文の行使に成功し、簡単な呪文も成功させられなかったからといって苛立ちを自分にぶつけないでほしいとアイビーを揶揄う。アイビーは締め上げられるのはチェストだけではないのだと告げ、カサンドラにインカーセラスをかける。フリットウィック教授はアイビーから5点減点する。
- ハグリッドの小屋で主人公とダニエルはロビンが持っていた卵と対面する。卵はエジプトのドラゴンのものであるとロビンは主張し、熱水で孵化を試みる。3人は水をインセンディオで温め、そして卵の異変に気付く。ダニエルがゆで卵の匂いがすると言うとハグリッドが現れ、それはただのガチョウの卵であると告げる。彼はノーベルタとの思い出を振り返り、その記憶を鍋の水面で再生してみせる。
- 主人公は魔法薬学の授業を受けに来たときに2人のダニエルを見つける。主人公が尋ねかけると、1人のダニエルが偽装をときアイビーの姿に戻る。アイビーは主人公が本物のダニエルを認識できるかダニエルと賭けをしていたと説明し、もし主人公が本物を認識できなかったらダニエルに髪を逆立たせる薬の調合法を教えてもらうつもりだったと語った。主人公が本当に本物を認識できたかどうかは不明だが、ダニエルはどちらにせよアイビーと主人公に薬の調合法を教える。
- ケビンは図書館でロビンと主人公に会い、ある本のことを語る。ケビンはその本がただの歴史書だと思っていたが、その中身はまったくの白紙で、生きているように彼を吸い込んだ。そしてケビンは三頭犬を目撃し、彼の視界はブラックアウトした。3人が棚から本を取り出そうとすると、本は跳ね上がり、自ら開いて白紙を見せる。そしてケビンは、3階の廊下にいた三頭犬フラッフィーのことを思い出す。本の中で、彼らはハリー・ポッターになりきり、フラッフィーとチェスの部屋での彼の体験を追体験する。
- テストを終えて試験会場から出てきたダニエルは、ロビンにかぼちゃジュースの小瓶を渡す。ロビンはそれをフェリックス・フェリシスだと勘違いし、自信満々でテストに臨みよい結果を出す。
- 大広間では、四寮のゴーストたちが集まって会話をしている。プレイヤーが近づくと、彼らが寮杯の勝者について話しているのが聞こえる。そこにマクゴナガル校長が現れ、寮杯と寮の得点システムについて説明を行う。ロビンは寮杯に興奮し、クィディッチの試合で点を獲得することを夢想するが、カサンドラからは嘲笑される。ニコラス卿がロビンに尋ねると、彼女はチェイサーになりたいと言う。彼らはまた、ダニエル、アイビー、ロッティーとも寮杯について意見を交わす。
- 主人公は、ピーブスが歌いながら水をぶちまけているトイレの外でトム・スティーブンスと出会う。水浸しの浴室内を懸命に探した後、2人はピーブズを見つけ、血みどろ男爵がこちらに向かっていることを伝える。ピーブズは怖がって逃げ出す。
- 主人公はマダムフーチの飛行訓練の授業に参加し、彼女が設置した魔法の輪をできるだけ多くくぐり抜けるよう求められる。
- 主人公はハグリッドの小屋の外でファングと対面する。ファングが元気がないように見え、歯をむいたのちに倒れてしまう。主人公が小屋の前のカボチャ畑に落ちたピンクの羽に気づくと、フゥーパーが数匹飛び出してくる。フゥーパーは主人公によって速やかに鎮静化され、この鳥こそがファングが弱っていた原因であることが分かる。その後ハグリッドが現れ、主人公に感謝の言葉をのべ、シレンシオをかけ忘れていたと告げる。
- クィディッチの練習がはじまる直前、ロビンの箒が行方しれずになる。主人公はロビンと一緒に大広間に行き、カサンドラ、フレイ兄弟、テーブルの下に杖を向けてアクシオを行使するが、箒は現れない。するとケビンが箒を持ってやってきて、手入れ道具で剪定をしていたのだと説明する。
- 主人公、ダニエル、アイビー、ロッティーは、ハグリッドがカボチャ畑にいる肉食ナメクジをグレイシアスで退治するのを手伝う。その後4人はロビンが嵐の日のクィディッチの練習中に怪我をしたと聞き、彼女を見舞う。医務室のロビンは、気絶する前に雲の陰に隠れた巨大な翼を見たと話す。調査するため、プレイヤーはクィディッチ場に行き、ハグリッドに話を聞く。ハグリッドはサンダーバードではないかと推測するが、同時にサンダーバードはほとんど北米にいるため、可能性は低いだろうと述べる。しかしその後、黒雲の中からサンダーバードが現れ、ハグリッドはそれを捕獲する。
登場人物[]
ホグワーツ生[]
ホグワーツの職員[]
- アルバス・ダンブルドア (回想のみ)
- セブルス・スネイプ (回想のみ)
- ミネルバ・マクゴナガル
- フィリウス・フリットウィック
- ホラス・スラグホーン
- ネビル・ロングボトム
- ポモーナ・スプラウト
- ルビウス・ハグリッド
- アーガス・フィルチ
- ロランダ・フーチ
- ヤクブ・ゴルスキー
- ブリンドルモア
- コンコーディア・ロウル
- エルスペス・マクギロニー (一時的)
- クローダ・ドロムグール
その他の登場[]
舞台裏[]
- この作品はJ・K・ローリングが直接監修した作品ではない[10]。
- ゲームの戦闘システムの中で、学生などのキャラクターが魔法や資源を使う場面は、正史とはみなし難い部分が多い。それらはしばしば、彼らが利用できないか、利用する能力を持たないものである[8]。例えば、ゲーム開発者は戦闘システムをより魅力的なものにするために、1年生であっても、敵に対して許されざる呪文(呪文の難易度からして行使が困難であるうえ、行使が決して許されることのない犯罪である)を使えるように設定している。また、セブルス・スネイプが発明した独自の呪文(セクタムセンプラなど)のように、一般的な知識にはなかった呪文、学生たちが必ずしも知っているわけではない呪文も登場する。プレイヤーは戦闘システムの中でトロールやケンタウロス、さらにはハグリッドやハーマイオニーのような成人の魔法族を召喚して戦わせることもできるが、前者は子供どころか魔法使いの指示にも従わないだろうし、後者は1年生の命令で他の1年生の集団と戦うことはないだろう。複数の生徒が同時に同じ人物を召喚して戦わせる場合、このシステムの非正史性は明白になる。第一に魔法使いの決闘において誰かを自らの味方として召喚できるような魔法は正史に存在しない。しかし、結局のところ『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』は正史的とはみなされない要素が数多く含まれた単なるビデオゲームであり、ゲームシステムは単にプレイヤーを楽しませるために存在していることを認識することが重要である。
ギャラリー[]
外部リンク[]
- ハリー・ポッター:魔法の覚醒 公式サイト
- ハリー・ポッター:魔法の覚醒 公式Facebook
- ハリー・ポッター:魔法の覚醒 公式twitter
- ハリー・ポッター:魔法の覚醒 公式instagram
- ハリー・ポッター:魔法の覚醒 公式Youtubeチャンネル
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 Harry Potter: Magic Awakened - bilibili
- ↑ 2.0 2.1 Harry Potter: Magic Awakened prepares for worldwide launch in 2022 - 魔法ワールド
- ↑ /魔法ワールドRPG #ハリポタ魔法の覚醒 6月27日(火)18時 リリース決定\ - twitter
- ↑ 4.0 4.1 Harry Potter: Magic Awakened to Launch Worldwide on June 27 - ハリー・ポッター:魔法の覚醒英語版公式サイト
- ↑ コレクタブルカードゲーム、マッシブリーマルチプレイヤーオンライン、ロールプレイングゲーム
- ↑ 《哈利波特:魔法觉醒》安卓&iOS双平台魔法测试进行中,开启霍格沃茨的学习之旅 - 新闻汇总 网易游戏 "游戏故事时间设定在霍格沃茨大战十年之后"
- ↑ Harry Potter: Magic Awakened will have an open beta test in China for both iOS and Android starting May 29th
- ↑ 8.0 8.1 Harry Potter: Magic Awakened beta test players are disappointed with the game - South China Post
- ↑ Harry Potter: Magic Awakened Entry Preparation Test Q&A - bilibili
- ↑ FAQ - ハリー・ポッター:魔法の覚醒米国版公式サイト
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