"ハンナ、彼はパーセルマウスだぜ。それは闇の魔法使いの印だって、みんなが知ってる。ヘビと話ができるまともな魔法使いなんて、聞いたことがあるかい?スリザリン自身のことを、みんなが『蛇舌』って呼んでたぐらいなんだ" —ハンナ・アボットに対してアーニー・マクミラン [出典]
パーセルタング(Parseltongue)とは、蛇語であり、蛇と話をできる者も指す。ルーンスプールのように蛇から派生した生物にも通じる。パーセルタングを話せるものはパーセルマウス(Parselmouth)と呼ばれる。非常に稀な能力であり通常遺伝する。知られているパーセルマウスのほとんどはハリー・ポッターを除いてサラザール・スリザリンの子孫である。
特徴[]
パーセルタングは蛇のそれと似たシューシューという音をたてる。そのため普通の者には理解できない(アルバス・ダンブルドアは例外である)。蛇と意思疎通できるだけでなく蛇の行動をある程度制御することができる。また、トム・リドルがスリザリンの蛇に下した命令をハリー・ポッターが聞き取れたこと、ゴーント家が会話にほとんどパーセルタングしか使わなかったことから、パーセルマウス同士でも話し合うことができる。パーセルタングは大抵、蛇か蛇の形をした彫刻のような物と顔を合わせたときのみ使用できる。しかしゴーント家のように熟練したものなら普段から蛇語を使うことができる。モーフィン・ゴーントはボブ・オグデンに対して、トム・リドル/ヴォルデモートはバジリスクを解き放つときスリザリンの像に対してパーセルタングで話しかけた。
パーセルマウスの人物[]
- 腐ったハーポ
- サラザール・スリザリン
- パラセルサス
- コルビヌス・ゴーント
- オミニス・ゴーント
- マールヴォロ・ゴーント
- モーフィン・ゴーント
- メローピー・ゴーント
- ヴォルデモート
- ハリー・ポッター(1981年~1998年の間のみ)
他の使用者[]
- トム・リドルの日記に操られたジニー・ウィーズリーはパーセルタングを使って秘密の部屋を開いた。
- ロン・ウィーズリーはホグワーツの戦いの際、ハリー・ポッターがスリザリンのロケットを開くときに使ったパーセルタングを真似して秘密の部屋を開けようとした。数回挑戦して部屋を開けることができた。
- アルバス・ダンブルドアはパーセルタングを理解できたが話すことはできなかった[1]。
- ナギニに支配されたバチルダ・バグショットの死体はパーセルタングを話した。
登場作品[]
- ハリー・ポッターと賢者の石 (初登場)
- ハリー・ポッターと賢者の石 (映画)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (パーセルタングの名が初登場)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (映画)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (ゲーム)
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット (映画)
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画) (オープニング・ショットに登場)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス
- ハリー・ポッターと謎のプリンス (映画)
- ハリー・ポッターと死の秘宝
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
- レゴ ハリー・ポッター 第1章-第4章
- LEGO Harry Potter: Years 5-7
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