警告!
この記事の内容の少なくとも一部は『ホグワーツ・レガシー』からの情報です。この記事の中にはネタバレがあります。 |
フィニアス・ナイジェラス・ブラック(1847年~1925年)は純血の魔法使い。シグナスとエラ・ブラックの息子と思われ、兄弟にシリウス・ブラック1世と、エラドーラ・ブラック、イオーラ・ヒッチェンズがいる。彼は最も人望のないホグワーツの校長として知られる。1925年に死亡し、それ以降は肖像画として現職の校長を手助けする立場に回った。
経歴[]
生い立ち[]
フィニアス・ナイジェラス・ブラックは、1847年にブラック家のシグナス・ブラック1世とエラ・マックスのもとで生まれた。そして、兄弟が3人おり、シリウス・ブラック1世とエラドーラ・ブラック、イオーラ・ヒッチェンズ(旧姓ブラック)である。
フィニアス・ナイジェラスは、純血を重視するようにされた家庭で育てられ、生涯マグル生まれ、などの人々に恨みを抱いた。兄のシリウス・ブラック1世は1853年に亡くなり、まだ若かったフィニアス・ナイジェラスに影響を与えた。そして、1858年にホグワーツに入学し、ブラック家の伝統に従ってスリザリンに組み分けされた。
そして、1865年にはアーシュラ・フリントと結婚をし、30歳で息子をもうけた。その子には若くして亡くなった自分の兄の名前であるシリウスをつけた。その後もさらに子供をもうけ、シグナス・ブラック2世、フィニアス・ブラック、べルヴィナ・バーク(旧姓ブラック)、アークタルス・ブラック2世と名付けた。
ホグワーツの校長として[]
ある時にフィニアス・ナイジェラスは校長としてホグワーツに戻った。彼の玄孫のシリウス・ブラック3世は、最も人望のない校長だと言っている。
1925年に78歳で死亡した時、彼には少なくとも孫が十三人、曾孫が二人いた。
フィニアス・ナイジェラスの肖像画はホグワーツ以外にもグリモールド・プレイス12番地にもあり、彼の肖像画のある部屋でハリー・ポッターは寝ていた。1995年、フィニアス・ナイジェラスはハリー・ポッターに伝言を伝えるために移動してきた。
ハリー・ポッターとハーマイオニー・グレンジャーとロン・ウィーズリーがヴォルデモートを倒すために分霊箱を捜しているとき、グリモールド・プレイス12番地に一時期いた。その時に、フィニアス・ナイジェラスの肖像画があるため、校長になったセブルス・スネイプに居場所を伝えることになりかねないとハーマイオニー・グレンジャーの持っていた検知不可能拡大呪文をかけたビーズバックにフィニアス・ナイジェラスの肖像画は押し込まれた。その後、三人がホグワーツなどの情報を得るためにフィニアス・ナイジェラスが目隠しをした状態でに三日おきに会話することになった。三人にとってはあまり良い会話相手ではなかったものの、ホグワーツの状況を知る事ができた。さらに、ハーマイオニー・グレンジャーがビーズバックを開けた状態で今いる場所について話していたため、その日の夜にセブルス・スネイプが正体を知られずにグリフィンドールの剣を三人に渡すきっかけにもなっていた。
フィニアス・ナイジェラスはおそらく、1998年に起きたホグワーツの戦いを観戦していた。セブルス・スネイプの死んだ後、ハリー・ポッターが校長室に行ったとき、そこには肖像画の中にも誰も居なかったことからわかる。ヴォルデモートの敗北した後、ハリー・ポッター、ハーマイオニー・グレンジャー、ロン・ウィーズリーが校長室に行ったとき、非常に満足した様子のフィニアス・ナイジェラスはスリザリンがこの戦いに貢献したのだという話をすべての校長がいる中で持ち出していた。
外見[]
フィニアス・ナイジェラスは、賢いように見える魔法使いで、黒い髪に黒い目、とがったひげ、細い眉毛の人物。
性格と特徴[]
フィニアス・ナイジェラスは卑劣で皮肉な人物で他人の気持ちなどを考えない人で、若者に対する忍耐力はないに等しかった。また、ブラック家の例に漏れず、純血を重視しマグルを見下す思考で、マグル生まれを穢れた血などと言っている。
しかし、彼は死喰い人を支持せず、ヴォルデモート卿が敗北した際には大喜びした。また、曾孫のシリウス・ブラックが死んだ際には大きく動揺していたことから、勘当した家族で会っても気に掛けていた様子が見える。彼はスリザリンの資質(野心、狡猾さ、友愛など)の多くを持ち合わせていたと考えられる。
人間関係[]
家族[]
フィニアス・ナイジェラスの兄のシリウス・ブラック1世は、幼い時に亡くなった。また、エラドーラ・ブラックは屋敷しもべ妖精に関する伝統を打ち立てた。イオーラ・ヒッチェンズ(旧姓ブラック)は、マグルのボブ・ヒッチェンズと結婚した。子供は5人いて、シリウス・ブラック2世、フィニアス・ブラック、シグナス・ブラック2世、べルヴィナ・バーク(旧姓ブラック)、アークタルス・ブラック2世。そのうちのフィニアス・ブラックはマグルの権利を支持したために非難された。マルフォイ家、レストレンジ家、トンクス家、ウィーズリー家など多くの家族はブラック家と親戚関係にある。また、さらにポッター家やプルウェット家、ロングボトム家などの縁戚関係も多い。
フィニアス・ナイジェラス・ブラックは、ほとんどの人とあまりうまく行かなかったし、1996年死亡の玄孫、シリウス・ブラック3世のことを最後の子孫としか見ていなかった。
舞台裏[]
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団の映画版ではジョン・アターベリーが演じている。
- フィニアスの肖像画はラファエロの『バルダッサッレ・カスティリオーネの肖像』に非常に酷似している。フィニアスの肖像画がそれをモチーフにしているかは不明である。
- ホグワーツ・レガシーではサイモン・ベッグがこれを演じている。
登場作品[]
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (肖像画として登場)
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画) (肖像画とタペストリーに登場)
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (ゲーム) (言及のみ)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス (肖像画として登場)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 (肖像画として登場)
- レゴ ハリー・ポッター 第5章-第7章 (DS版のみ)
- ホグワーツ・レガシー