レギュラス・ブラック(1912年-1990年)は純血の魔法使いで、シグナス・ブラックとバイオレッタ・ブルストロードの間に生まれた長男で、次男のマリウス・ブラック、長女のカシオペア・ブラック、次女のドリア・ブラックがいる。イルマ・クラッブの夫であり、シグナス・ブラック、アルファード・ブラック、ヴァルヴルガ・ブラックの三人の子供がいる。ベラトリックス・レストレンジ、アンドロメダ・トンクス、ナルシッサ・マルフォイ、シリウス・ブラック、レギュラス・ブラックの祖父にあたり、ニンファドーラ・トンクス、ドラコ・マルフォイの曾祖父となり、テディ・ルーピン、スコーピウス・マルフォイの高祖父にあたる。
名前の由来[]
ブラック家は、星座や星の名前を付ける伝統があり、その伝統にポラクス・ブラックものっとっている。ふたご座の中で最も明るい星ポルックスから来ている。ギリシャ神話ではゼウスとレダの双子の息子、キャスターとポラクスを指している。ポラクス・ブラックの妹であるカシオペア・ブラックも星座の名前から来ている
舞台裏[]
- ブラック家のタペストリーによると、ポラクス・ブラックとイルマ・クラッブの間に生まれた最初の子であるヴァルヴルガ・ブラックの誕生年が1925年であり、ポラクス・ブラックが1912年生まれであることを考えるとわずか13歳で子供が生まれたということになる。これは、J・K・ローリングによる数字の間違いである可能性が高い(J・K・ローリングは、数学が苦手であるということをしばしばみとめている)。もしくは、J・K・ローリングがマグルの世界でも10代のうちで妊娠するように、魔法界でも同じように10代であっても妊娠するのだということを示しているのだということも考えられる。
- ホラス・スラグホーンのいうブラック家が代々スリザリン寮にいるという証言から、ポラクス・ブラックもスリザリン寮にいたと考えられる。しかし、ポラクス・ブラックがホグワーツ魔法魔術学校に所属していたのは1923年―1930年であり、ホラス・スラグホーンが勤めていたのが1931年―1981年だということを考えると、スリザリン寮であるとは決めつけられない。
- ポラクス・ブラックは、自分の父親の名前(シグナス・ブラック2世)を末息子(シグナス・ブラック3世)につけていた。
- ブラック家のタペストリーに描かれているポラクス・ブラックは、家系図の最初の方にいるリコラス・ブラックに非常によく似ている。二人の違いは、リコラス・ブラックの帽子が緑色でポラクス・ブラックの帽子が赤色だということぐらい。
登場作品[]
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画) (ブラック家のタペストリーに見られる)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (ゲーム) (ヴァルヴルガ・ブラックの父親として言及された)