マホウトコロ(魔法処[1])とは、火山列島南硫黄島の頂点にある日本の魔法学校である。国際魔法使い連盟により登録された11の名門魔法学校の中でもっとも生徒数が少ない[2]。
位置[]
この学校は日本の南端にある火山島南硫黄島の頂点に位置している。校舎は煌びやかで豪華な宮殿であるとされ、軟玉あるいは「羊脂玉」(透き通った白い石)からできた仏塔もしくは城に似た建物である。島も宮殿もマグルは無人であると考えている[2]。
歴史[]
マホウトコロはおそらく最も古くからある魔法学校の1つである。
17世紀にこの学校で教鞭をとっていたダイ・リュウサキは精神に傷を負った人々のためにムメーネの冠と精神強化の魔法薬を開発したが、それは社会に悪しき影響をおよぼす可能性も秘めていた。国際魔法使い連盟はリュウサキを危険視し、最終的に彼を処刑した[3]。
何世紀も前、不具合のある箒で世界一周を試みた無謀なホグワーツの生徒たちが風に吹き飛ばされてコースを外れたところを、天体観測中のマホウトコロの教職員たちによって救助され、日本やマホウトコロにクィディッチが伝わった。マホウトコロに客として滞在したホグワーツ生たちはマホウトコロの生徒にクィディッチの基本を教えたが、彼らはのちにこのことを後悔するようになる。なぜなら日本は、悪天候の中、さらにはブラッジャーだけでなくマグルの飛行機にも気をつけなければならないという環境で練習していたため、クィディッチ・ワールドカップで彼らを破ることとなったからである[2]。
1990~1991学年度、ジェイコブはマホウトコロに赴いた。カズヒロ・シラトリの逮捕後にも闇の巻物を持って再びマホウトコロに訪れている[4]。
最近では、マホウトコロの生徒が魔法学校対抗の魔法薬選手権に出場した[5]。
評判[]
マホウトコロはその優れた学力と飛び抜けたクィディッチの実力に定評がある。
日本ナショナル・クィディッチ・チームや2016年チャンピオンリーグで優勝したトヨハシ・テング(豊橋天狗)の選手の腕前は、マホウトコロでの過酷なトレーニングによるものである。マホウトコロでは、嵐の中の荒れ狂う海でも練習を行い、ブラッジャーだけでなく近隣の島の空軍基地から飛び立つマグルの飛行機にも気をつけなければならなかった[2]。
マホウトコロの生徒たちはサクラの木で作られた杖を高く評価し、サクラの杖の所有者は特別視された[6]。
入学制度[]
マホウトコロは7歳から入学を受け入れているが、学校で寮生活ができるのは11歳になってからである。入寮していない生徒は毎日、巨大なウミツバメの背中に乗って通学する[2]。
制服[]
入学時に生徒には魔法のローブが与えられる。このローブは生徒自身の体の成長に合わせて大きくなり、また経験を積むにつれて徐々に色も変化していく。最初は淡いピンク色からはじまり、全ての科目で最優秀の成績をとると金色に変わる。逆にローブが白くなった場合、これは日本の魔法法典を破って闇の魔術を使用したか、国際魔法機密保持法に違反したことを意味している。「白くなる」というのは大変不名誉なことであり、その生徒は即退学処分となるうえ、日本魔法省での裁判にかけられることになる[2]。
知られている教職員[]
マホウトコロの校長[]
名前 | 備考 | 時期 |
---|---|---|
1990年のマホウトコロの校長 | アルバス・ダンブルドアによると彼のお気に入りの呪文はプロテゴ・ディアボリカである[7]。 | 1990年頃~不明 |
教授[]
名前 | 備考 | 時期 |
---|---|---|
ダイ・リュウサキ | 強力な武器を作り出した闇の魔法使い[8]。伝説によると精神を高める魔法薬を作り出した[7]。 | 不明 |
知られている生徒[]
舞台裏[]
- マホウトコロは現在正史で言及されている唯一のアジアの魔法学校である。魔法学校がない国ではホームスクーリングが主流であるが、学校教育を望むアジアの魔法使いはロシアのコルドフストリーツに通っている可能性もある。
- 国際魔法使い連盟に登録された11校だけが世界に存在する魔法学校ではない。世界にはほかにも魔法学校が存在するが、それらは規制不十分かつ小規模、短命であるため追跡が難しく、適切な省庁に登録されることはほとんどない。また、イギリスの一般的な魔法族が就学前に家庭教育を行うように、世界の大半の魔法族は魔法教育を家庭教育、通信課程を通して行っていることにも留意すべきである。
- 7歳から通い始め、17歳になっても通っている(学校対抗魔法薬選手権の出場年齢条件)ことから、マホウトコロは少なくとも10年生まではあると思われる。
- ローリングは一貫してマホウトコロの表記を使用したが、『Wonderbook: Book of Potions』や『ハリー・ポッター:ホグワーツの謎』では「マホウトコロ魔法学校」(Mahoutokoro School of Magic)と表記されている。これは同語反復表現となり不自然である。
- ポッターモアや魔法ワールドによる公式の発音は「Mah - hoot - o - koh - ro」(マフートコロ)となっているが、実際の日本語読みは「Mah - hoh - toh - koh - roh」である。
登場作品[]
- Wonderbook: Book of Potions (初言及)
- ポッターモア (初登場)
- 魔法ワールド
- ハリー・ポッター:ホグワーツの謎 (言及のみ)
脚注[]
- ↑ [1]
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 2.14 2.15 2.16 2.17 2.18 2.19 [2]
- ↑ ハリー・ポッター:ホグワーツの謎, 7年, Side Quest "49"
- ↑ ハリー・ポッター:ホグワーツの謎, 7年, Side Quest "36"
- ↑ 5.0 5.1 Wonderbook: Book of Potions
- ↑ [3]
- ↑ 7.0 7.1 ハリー・ポッター:ホグワーツの謎, 7年, Side Quest "23"
- ↑ ハリー・ポッター:ホグワーツの謎, 7年, Side Quest "22"
- ↑ ハリー・ポッター:ホグワーツの謎, 6年, Side Quest "16"
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