マリウス・ブラックは、シグナス・ブラックとバイオレッタ・ブルストロードとの間に生まれた4人兄弟のうちの次男。ポラクス・ブラックが長男で、カシオペア・ブラックが長女、ドリア・ブラックが次女である。マリウス・ブラックは、魔法のつかえない魔法使いの生まれであるスクイブであったために、ブラック家から抹消されることとなった。ブラック家のなかでは、スクイブというのは魔法使いの二流市民であると考えられているため、マリウス・ブラックは無視され、スクイブを生んでしまった事を両親は非常に恥じていた可能性が高い。
マリウス・ブラックの生年月日についてはブラック家から抹消されているために不明だが、ポラクス・ブラックが1番目、カシオペア・ブラックが2番目、マリウス・ブラックが3番目、ドリア・ブラックが4番目に生まれたという事になっているため、カシオペア・ブラックとドリア・ブラックの生まれた年月日の間である1915年から1920年の間に生まれたという推測がなされている。
名前の由来[]
マリウスは、ローマで戦いの神を意味する火星から派生したローマの名前。この名前は、ローマの将軍や哲学者、皇帝の名前にも使われている。このうちのローマの将軍は、革命的な軍事改革とそれまでに前例のなかった領事に7回も選ばれたという事で有名である。マリウスという名前は、ヘブライ語の名前であるミリアム(Miriam)から派生したマリア(Maria)[1]の男性バージョンとして使われる。その意味は、悲痛の海[2]、または古代エジプトの発芽という言葉に由来する愛する人などへの愛。
マリウスという名前は、月のクレーターの名前でもある。これは、ブラック家が代々命名するときに星や星座などの名前からとってつける伝統に従っていると思われる。
舞台裏[]
- マリウス・ブラックが結婚をして、子孫(ちゃんとした魔法使いではなく、マグルやスクイブであった可能性もある)を持っていた可能性はあるが、ブラック家がマリウス・ブラックを抹消していたため、ブラック家のタペストリーには現れなかった。
登場作品[]
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画) (ブラック家のタペストリーに登場)