マローダーズとは、ジェームズ・ポッター、シリウス・ブラック、リーマス・ルーピン、ピーター・ペティグリューら4人のグリフィンドール生、クラスメートで結成したグループである。この4人は1971年から1978年までホグワーツ魔法魔術学校に在籍した。彼らは規則破りといたずらで有名であった。在学中、4人は忍びの地図を作成し、この地図はその後の世代のいたずらを助ける道具にもなった。
マローダーズは全員が第一次魔法戦争に参加し、第二次魔法戦争に参加した者もいた。4人はまた、アルバス・ダンブルドアがヴォルデモート卿に対抗して組織した最初の不死鳥の騎士団の味方であった。
ピーター・ペティグリューも含め、マローダーズの全員がヴォルデモート卿か死喰い人からハリー・ポッターを救うために命を落とした。ペティグリューは命の借りがあるためにハリーを殺すことを拒んだ。これによりハリーは窮地を脱し、友人達とともにマルフォイの館から脱出したのであった。
歴史[]
マローダーズの結成は彼らがホグワーツに入学する前のホグワーツ特急の頃までさかのぼる。ジェームズは汽車の中でもシリウスと出会い、それ以来一生続く友人関係が生まれることになった。ピーターとルーピンもその後マローダーズに加わることになった。
ルーピンは狼人間だったため、月に1回は狼人間として夜を過ごす必要があった。マローダーズは彼を支援するために動物もどきを習得し、ジェームズは牡鹿(プロングス)、シリウスは黒い犬(パッドフッド)、ピーターはネズミ(ワームテール)に変身した。特にジェームズとシリウスは狼人間に匹敵する程の大きさだったため、ルーピンを制御することができた。一方でピーターは小柄なネズミだったため、叫びの屋敷の入口である暴れ柳を宥める役割が与えられていた。マローダーズは夜な夜なホグワーツ城とルーピンの看病のために寝室から抜け出すことがあった。
マローダーズは5年から7年生の間に「忍びの地図」と呼ばれる地図を制作した。これらホグワーツ中の部屋をほぼ網羅したものであり、全ての生徒と教職員の位置情報を知ることが出来た。
マローダーズは全員がグリフィンドール生でありスリザリン、特にセブルス・スネイプに対して度重なる衝突沙汰を起こした。例えばマローダーズが5年生の頃、黒い湖にセブルスを見つけた際、リーマスを除くマローダーズは彼を宙吊りにしてズボンを脱がせた。
第一次魔法戦争[]
メンバー[]
脚注[]
登場作品[]
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (映画)
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス (言及のみ)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 (フラッシュバックに登場)
- ハリー・ポッター魔法族大図鑑
- ハリー・ポッター:ホグワーツの謎 (言及のみ)