ミランダ・ゴズホーク

ミランダ・ゴズホーク
人物の情報
英名	Miranda Goshawk
誕生	1921年
身体の情報
種族	ヒト
性別	女性
毛髪	黒(以前) 紫(以前) グレー
瞳	青
皮膚	白
家族の情報
家族	父親 母親 数人の叔父 数人の叔母 ディアデマ・ゴズホーク (姉) ロミルダ・ゴズホーク (姉) タングウィストル・ゴズホーク (姉) ほか5人の姉 7人の従兄弟 ゴズホーク家
所属
職業	作家 研究者
所属	ホグワーツ魔法魔術学校 ゴズホーク家

"このシンプルな教科書が現在世界中の魔法学校で使用され、ゴブリディグックやマーミッシュを含む七十二の言語に翻訳されていることを、わたしはこのうえなく誇りに思っています。" —ミランダ・ゴズホーク、ブックオブスペルズ序文

ミランダ・ゴズホーク(1921年生まれ)とは呪文書の執筆を専門としたイギリスの魔女、執筆家。ホグワーツ魔法魔術学校の呪文学の指定教科書『基本呪文集』の著者として有名である。

経歴

生いたち

"わたしは貧しい家庭の9人姉妹の末の子として生まれました。わたしが子供だったとき、わたしのような初級者の魔女に、魔法をそれほど謎めいた手順でなくするための明確で簡単な指示を与える基礎的な呪文書はありませんでした。" —ミランダ・ゴズホーク、ブックオブスペルズ (序文).

ミランダは1921年のイギリスの魔法族ゴズホーク家の9人姉妹の末妹として生まれた。家は比較的貧しく、彼女は自分が9人の姉たちのおさがりのローブを着なければならないことを「恥ずかしい」と思っていた。

学生時代のゴズホーク

ゴズホークは入学許可を受取り、1932年から1939年の間ホグワーツ魔法魔術学校で学んだ。彼女は「古くさい教科書」の複雑な指示や難解な概念を理解することはむずかしいと感じた。彼女の混乱をより悪化させたのは、姉たちがいつも彼女にいたずらで誤った詠唱を教えることだった。

大家族の末っ子だったゴズホークは、自分の意見を通すのが難しいことも多く、時には自分で発明したコウモリ鼻糞の呪いを使って、自分の意見を言いたがる相手を黙らせて自分自身が発言できるようにすることもあった。彼女はこの呪文を姉のディアデマが承諾もなしに自分から借りた服を取り返すために、また別の姉のタングウィストルを自分が宿題を終えられるよう静かにさせておくために使用したことがある。

成人後

老年のゴズホーク

ミランダは、自ら認めているように「苦労した」学校生活を終えたあと、若い魔女として自分が必要としていた助けがまったく存在しないことに気づいた。これに対応して、彼女は学校の教科書を書いて生計を立てながら、自分の文章が科学的に正しく、学術的に有用であると同時に、魅力的で、あまり苦労せずに理解できるほど平易なものとなるよう努め、すべての生徒が「基本的なもの、基本的ではないもの」に相当する魔法の知識を持てるようにした。

彼女の最初の本、『ブックオブスペルズ』の出版は成功した。それはマーミッシュとゴブリディグックを含む72の言語に翻訳されただけでなく、世界中の魔法学校で教科書として認可された。 ゴズホークは姉たちにいたずらの仕返しをしかける機会を逃さなかった。彼女はブックオブスペルズの「特別版」を「親愛なる姉たち」に送った。実質的にはこれはただ滑稽な過ちをもたらす些細な誤字があるだけだった。姉の一人ロミルダには尻尾が生えたが、最終的にそれも消え、姉妹の友好も取り戻された。

学校教科書であるブックオブスペルにジンクスを収録するというゴスホークの判断は物議を醸した。のちに彼女は、教科書に軽い攻撃呪文を収録することで、生徒たちが争いを解決するためにもっと危険な呪文を探し求めるのを思いとどまらせることができると信じていたと述べ、自らの判断を擁護した。

おそらくこのころ、ゴズホークは『基本呪文集(Standard Book of Spells)』シリーズを執筆した。これはホグワーツ呪文学教授のフィリウス・フリットウィックによって同学の教科書として指定された。フリットウィックは「今日における最も知識豊かなチャームマスター」と見なされており、これはゴズホークの本の真正性を高める。

ゴズホークはWhich owl?シリーズ第3巻の執筆も行っている。

また、『ゴズホークの薬草学ガイド』はその題名を鑑みるに彼女の本だったのかもしれない

ミランダ・ゴズホークのカード

魔法教育への貢献が社会的に認められたことにより、ミランダ・ゴズホークは蛙チョコカードにその肖像と栄誉を永久的に刻まれた。 2019年から2022年おきた大災厄の最中、ゴズホークは機密保持法特別部隊に参加した教授を訪ねて防衛呪文のかけ方に関するマンツーマンレッスンを行った。

性格と特徴

ゴズホークは若い魔法族に魔法教育を提供する基本呪文集を執筆し、「生きた教科書」とも言われた知識豊富な魔女であった。 また彼女は姉たちへの仕返しやブックオブスペルズの教訓詩に見受けられるように、ユーモアを持ちあわせた人物でもあった。

魔法能力と技術

• 魔法の習熟: ゴズホークは多様なチャームと呪文の使用法を紹介する基本呪文集の著者であった。彼女の能力は、オリジナルのブックオブスペルズに施された複雑で強力な魔法によってさらに示された。それは彼女の肉声を再生・投影したり、読者が呪文を練習するための安全な場所と危険な場所を作成することができた。
• 魔法生物飼育学:詳細は不明だが、ゴズホークは少なくともフクロウの扱いに長けており、シリーズの第3巻を執筆した。
• 詩:ゴズホークはブックオブスペルズにおろかな魔女と魔法使いをテーマとした自作の5つの詩を載せていた。
• 無言呪文:ゴズホークの本は無言呪文も包括しており、彼女がこの分野の実践にも知識があることを示している。
• 変身術:ゴズホークは人間をヒキガエルにする高度な変身術の技術を有していた。
• 呪文創作:ゴズホークは学生時代にコウモリ鼻糞の呪いを開発した。
• 闇の魔術:コウモリ鼻糞の呪いの作成など、ゴズホークは闇の魔術にも通じていたことが示唆されている。 基本呪文集グレード１は闇のチャームを含んでいなかったが、オリジナルのブックオブスペルズにはフリペンドやインディペディメンタ、レダクトなどジンクスやカースの使用法を掲載していた。

出版物

• ブックオブスペルズ
• 基本呪文集 シリーズ
  • 基本呪文集 グレード１
  • 基本呪文集 グレード２
  • 基本呪文集 グレード３
  • 基本呪文集 グレード４
  • 基本呪文集 グレード５
  • 基本呪文集 グレード６
  • 基本呪文集 グレード７
• Which Owl?, Volume 3
• ゴズホークの薬草学ガイド

語源

• Mirandaはスペイン語起源の名であり「りっぱな」、「美しい」を意味する。 Goshawk(オオタカ)は短く幅広の翼と長い尾を持つ青灰色、もしくは白と茶色の大型のタカの一種である。ゴズホーク自身の指導基準によればこの姓はGot chalk(チョークを取る)のように発音される。

舞台裏

ハリー・ポッター:魔法の覚醒の蛙チョコカード

• ブック オブ スペルズのミランダ・ゴズホークの声はレイチェル・アトキンスによって演じられた
• ブックオブスペルズは 「200年もの」の本であると称されている。つまり本は1812年(ゲームがリリースされる2012年の200年前)もしくは1791年-1798年 (ハリー・ポッターシリーズが舞台とする時代の200年前)に出版されたということになるが、ミランダ・ゴズホークが生まれたのは1921年であるためこれより先に本が出ることはありえない。ありうる説明としては、このゲームの舞台が2121年以降の未来に位置している、もしくは単に開発者のミスであるというものである。
• ハリー・ポッターと炎のゴブレット (映画)でネビル・ロングボトムがハリー・ポッターを第二の課題で手助けし得る植物について話している際、『ゴズホークの薬草学ガイド』が言及される。これがミランダによって書かれた本なのかは不明である。
• テンプレート:AMHLによると開発者はホグワーツ・レガシー内にコウモリ鼻糞の呪いを実装したかったが、このゲームが位置する時代にミランダがまだ生まれていなかったため断念した。

登場作品

• ハリー・ポッターと賢者の石 (初言及)
• ハリー・ポッターと賢者の石 (ゲーム) (有名な魔法使いカードに登場)
• ハリー・ポッターと秘密の部屋 (言及のみ)
• ハリー・ポッターと秘密の部屋 (映画) (Which Owl?の表紙の名前)
• ハリー・ポッターと秘密の部屋 (ゲーム) (初登場) (有名な魔法使いカードに登場)
• ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (映画) (木製パネル上の名前)
• ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (ゲーム) (有名な魔法使いカードに登場)
• ハリー・ポッターと炎のゴブレット (言及のみ)
• ハリー・ポッターと炎のゴブレット (映画) (言及のみ)
• ブック オブ スペルズ テンプレート:声のみ
• ポッターモア (言及のみ)
• The Art of Harry Potter Mini Book of Graphic Design (言及のみ)
• ハリー・ポッター:ホグワーツの謎 (有名な魔法使いカードに登場)
• ハリー・ポッター:魔法同盟 (言及のみ)
• ハリー・ポッター:魔法の覚醒 (言及のみ)
• テンプレート:AMHL (言及のみ)
• テンプレート:HPWA (言及のみ)