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ラクジディアンとは、古い伝承に登場する闇の魔法使い。吸魂鬼をひきいて魔法族の村を襲撃し、村に住む孤児のイリウスの守護霊に打ち破られたとされる[1]

経歴[]

伝説によると、ラクジディアンは吸魂鬼のコロニーと共に鬱蒼とした森の黒い城にすむ闇の魔法使いだった。城は魔法族がすむ近くの山村を囲むように立っていた。長いあいだ、ラクジディアンと城の気味の悪い住人と村人は平和に共存していた。ラクジディアンたちは村人に干渉せず、村人も彼の城が位置する森の辺りには近づかないようにしていた[1]

ある日、ラクジディアンは森でベリーを集めていた村の美しい少女エリアナに目を留めた。彼女に心をうばわれた彼は彼女が理想の妻になるだろうと考え、彼女の両親に求婚のメッセージを送った。両親は求婚を認めなかった。そしてラクジディアンはエリアナを連れてこなければ吸魂鬼を送りこんで村を滅ぼすと脅迫した[1]

村人はラクジディアンの最後通告に屈するよりも戦うことを選んだ。当初彼らはラクジディアンが放った吸魂鬼を守護霊の力で食い止めることに成功していたが、徐々に数に圧倒されはじめた。すべての希望が失われたように思われたそのとき、イリウス、村の長老たちがその守護霊は弱すぎると考え、戦いに参加させなかった内気で若い孤児が、守護霊の呪文を唱えた。彼の杖から飛びだしたネズミの守護霊が吸魂鬼の動きを止めた[1]

Raczidian'sDemise

ラクジディアンの最期

それほどちっぽけなものが彼の邪魔をするとは信じられなかったラクジディアンは、自ら戦いに加わってイリウスのネズミを追いはらうためだけに守護霊を呼びだそうとした。しかし怒り狂った彼は、純粋な心を持つ者だけが守護霊を生み出すことができるということを忘れていた。そして、有能だが価値のない魔法使いや魔女がその呪文を唱えるとなにが起こるかが歴史上初めて明らかになった。ラクジディアンの杖からウジ虫が飛び出し、彼の体を貪り、すべて食い尽くした[1]

彼の死後のある時点で、ラクジディアン、イリウス、エリアナを描いた絵画が制作された。19世紀までにこの絵画はホグワーツに飾られるようになった[2]

魔法能力と技術[]

  • 闇の魔術: ラクジディアンは恐れられた闇の魔法使いだった。彼は通常魔法族に敵対的である吸魂鬼を上手く指揮していた[1]

所持品[]

  • : ラクジディアンは詳細不明の杖を所有していた[1]
  • : ラクジディアンは暗い森に黒い城を所有しており、吸魂鬼たちと共にそこにすんでいた[1]

登場作品[]

脚注・出典[]

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