リコラス・ブラック[2] （1808年-1872年[1]）は、純血の魔法使いである。リコラスは、マゼンタ・トライプと結婚した。グリモールド・プレイス12番地に描かれているタペストリーでは、現在判明している中で一番最初に描かれている最初の世代である。彼は、ヘスパー・ブラック、アレクシア・ウォーキン・ブラック、フィービー・ブラック、エデュエイダス・リメット・ブラックの兄弟であったと思われる。
人生[]
彼の両親はいまだ知られていないが、純血の両親の間に生まれ、ヘスパー・ブラック、アレクシア・ウォーキン・ブラック、フィービー・ブラック、エデュエイダス・リメット・ブラックの4人が兄弟としていたと考えられている。
ブラック家の純血を重んじる家庭で育ったため、マグル生まれやマグル、スクイブに対しての偏見を抱いていており、穢れた血などとあざける呼び方がある。彼の弟と思われているエデュエイダス・リメット・ブラックは何かしらの理由で家族から非難された。 おそらく、11歳の時にホグワーツ魔法魔術学校に入学し、組分け儀式にてスリザリンに選ばれた可能性が高い。
彼には子供がいて、娘のミサピノア・ブラックはジンボ・ブリシュウィックと結婚した。息子はアークタルス・ブラック とシグナス・ブラック であり、シグナス・ブラックはエラ・マックスと結婚した。
彼は1808年に生まれ、1872年64歳の頃に亡くなった。
名前の由来[]
リコラス(Licorus)という名前は、ライコラス(Lycorus)から来ていると思われる。
ギリシャ神話では、ライコラスは神アポロの息子である[3]。のちに彼は都市のライコレイア(Lycoreia)の由来にもなっている[4]。
舞台裏[]
- ホラス・スラグホーンによると、ブラック家のメンバーは全員スリザリン寮へ組分けされたそうだが、リコラス・ブラックはホラス・スラグホーンの生まれる前の1810年代の人物であるため、確証はない[5]。
- リコラスは『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の映画版で登場するブラック家の家系図にのみ登場する。リコラスは、J・K・ローリングが2006年にチャリティーオークションに出品したブラック家の家系図には6世代までで、登場していなかった[6]。しかし、監督であるデヴィッド・イェーツによると、ローリングは映画製作者には8世代にわたるブラック家の家系図を渡したとのこと[7]。つまり、オークションに出品した家系図よりも完全版に近い家系図を受け取ったということになる。
- リコラスは、家系図に書かれている家族の絵では、帽子の色を除くとポラクス・ブラックの絵と非常に似ている。これは、エラドーラ・ブラックとカリドーラ・ブラックの絵も似ているため、時間節約のために映画製作者が手を抜いたのだと思われる[8]。
- リコラス(Licorus)という名前は、ライコリス・ブラック(Lycoris)とかなり似ている。
登場作品[]
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画) (ブラック家のタペストリーに見られる)
- ハリー・ポッター映画大全 Harry Potter Page to Screen (永久保存版) (ブラック家のタペストリーに見られる)
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 See this image.
- ↑ On the Black family tapestry in the Order of the Phoenix film, only Blacks by birth have portraits, and only their given names are listed on the scrolls beneath these portraits. This indicates that this character was a Black, not the husband of a female Black.
- ↑ Hyginus, Fabulae, 161
- ↑ Pausanias, Description of Greece, 10. 6. 3
- ↑ ハリー・ポッターと謎のプリンス
- ↑ "Black Family Tree" on The Harry Potter Lexicon
- ↑ "'Empire' Magazine Feature on OotP" from The Leaky Cauldron
- ↑ ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画)
