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{{人物 |テーマ=魔法省 |名前=ロナルド・ビリウス・ウィーズリー |画像=Ron Weasley.jpg |英名=Ronald Bilius Weasley |誕生=[[1980年]][[3月1日]]<br>[[グレートブリテン|イギリス]]・[[イングランド]]、[[デヴォン]]、[[オッタリー・セント・キャッチポール]] |死去= |血統=[[純血]] |婚姻=既婚 |別名=*ロン {{C|[[ウィーズリー家|家族]]と[[グリフィンドール|友人]]によって}} *ロニー坊や {{C|[[フレッド・ウィーズリー|フレッド]]と[[ジョージ・ウィーズリー]]によって}} *ウィージー {{C|[[ドビー]]によって}} *ウォン-ウォン {{C|[[ラベンダー・ブラウン]]によって}} *[[イタチ|ウィーゼル]] {{C|[[ドラコ・マルフォイ]]によって}} *[[ビンセント・クラッブ]] {{C|[[ポリジュース薬]]の変身によって}} *[[ハリー・ポッター]] {{C|[[ポリジュース薬]]の変身によって}} *[[レッグ・カーターモール]] {{C|[[ポリジュース薬]]の変身によって}} *[[スタン・シャンパイク]] *バーニー・ウィーズリー *ドラゴミール・デスパルド *ローニル・ワズリブ {{C|故障した羽根ペンの筆記ミス}} |称号=*[[監督生]] *[[キーパー]] |署名=[[file:Ron Weasley sig.png|150px]] |種族=[[ヒト]] |性別=男性 |身長=6フィート(182cm) |毛髪=赤 |瞳=青 |皮膚=青白 |家族=*[[アーサー・ウィーズリー]] {{C|父親}} *[[モリー・ウィーズリー]] {{C|旧姓[[プルウェット家|プルウェット]]}}{{C|母親}} *[[ウィリアム・ウィーズリー|ビル・ウィーズリー]] {{C|兄}} *[[チャールズ・ウィーズリー|チャーリー・ウィーズリー]] {{C|兄}} *[[パーシー・ウィーズリー]] {{C|兄}} *[[フレッド・ウィーズリー]] {{C|兄}} *[[ジョージ・ウィーズリー]] {{C|兄}} *[[ジネブラ・ウィーズリー|ジニー・ポッター]] {{C|旧姓[[ウィーズリー家|ウィーズリー]]}}{{C|妹}} 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'''ロナルド・ビリウス・“ロン”・ウィーズリー'''([[1980年]][[3月1日]]生まれ)とは[[グレートブリテン|イギリス]]の[[純血]]の[[魔法族|魔法使い]]であり[[アーサー・ウィーズリー|アーサー]]と[[モリー・ウィーズリー]]{{C|旧姓[[プルウェット家|プルウェット]]}}の6番目の息子である。[[ウィリアム・ウィーズリー|ビル]]、[[チャールズ・ウィーズリー|チャーリー]]、[[パーシー・ウィーズリー|パーシー]]、[[フレッド・ウィーズリー|フレッド]]、[[ジョージ・ウィーズリー|ジョージ]]の弟であり[[ジネブラ・ウィーズリー|ジニー]]の兄でもある。ロンときょうだいたちは[[デヴォン]]の[[オッタリー・セント・キャッチポール]]郊外にある[[隠れ穴]]で育てられた。 ロンは[[1991年]]に[[ホグワーツ魔法魔術学校]]に入学し[[グリフィンドール]][[ホグワーツの寮|寮]]に[[組分け儀式|組分け]]された。ロンはすぐに同級生の[[ハリー・ポッター]]の親友になり、のちに[[ハーマイオニー・グレンジャー]]とも親しくなった。3人は[[トリオ|黄金のトリオ]]となって、在学中に様々な試練に立ち向かった。トリオは[[クィリナス・クィレル]][[教授]]から[[賢者の石]]を守り、[[秘密の部屋]]の[[バジリスク]]からジニーを救出し、ハリーの後見人[[シリウス・ブラック]]を[[アズカバン]]の[[吸魂鬼]]から救った。さらに[[三大魔法学校対抗試合]]ではハリーの手助けをし[[ダンブルドア軍団]]を結成して[[神秘部の戦い]]([[1996年]])、[[天文台の塔の戦い]]([[1997年]])、[[七人のポッターの戦い]](1997年)など数多くの戦いを生き抜いた。ロンはまた、ホグワーツ5年生の時に[[監督生]]となり[[グリフィンドールのクィディッチ・チーム]]の[[キーパー]]に就任した。 ロンは最終学年で学校を去り、ハリーやハーマイオニーとともに[[トム・リドル|ヴォルデモート卿]]の[[分霊箱]]を探し出して破壊する[[アルバス・ダンブルドアとハリー・ポッターの分霊箱捜索|旅]]に同行し、1998年の[[ホグワーツの戦い]]にも参加した。この戦いで兄フレッドを失ったロンと家族、特に双子のジョージは悲しみに暮れた。 戦争後、ロンは[[闇祓い]]となり、[[イギリス魔法省|魔法省]]の再建と改革に協力した。2年間闇祓いを務めた後、ロンは兄ジョージとともに[[ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ]]で働くようになった。ロンとハーマイオニーはやがて結婚し、ふたりのこども、[[ローズ・グレンジャー-ウィーズリー|ローズ]]と[[ヒューゴ・グレンジャー-ウィーズリー]]に恵まれた。ロンは妹ジニーとハリー・ポッターの長男である[[ジェームズ・ポッター2世|ジェームズ・シリウス・ポッター]]の後見人に指名された。 ==経歴== ===生い立ち {{C|1980年~1991年}}=== [[File:The Burrow.png|thumb|left|250px|ロンが育てられた隠れ穴]] ロナルド・ビリウス・ウィーズリーは[[アーサー・ウィーズリー|アーサー]]と[[モリー・ウィーズリー]](旧姓[[プルウェット家|プルウェット]]のもとに[[1980年]][[3月1日]]誕生した。当時は[[第一次魔法戦争]]のさなかであった。この戦争中、ロナルドの母方のおじで[[不死鳥の騎士団]]メンバーであった[[ファビアン・プルウェット|ファビアン]]と[[ギデオン・プルウェット]]が[[アントニン・ドロホフ]]率いる[[死喰い人]]の一団との戦闘で死亡した。ロナルドがまだ幼児であった[[1981年]][[10月31日]]、のちにクラスメートとなる[[ハリー・ポッター]]によって[[トム・リドル|ヴォルデモート卿]]が最初の敗北を喫したため戦争は終結した。 ロンと5人の兄[[ウィリアム・ウィーズリー|ビル]]、[[チャールズ・ウィーズリー|チャーリー]]、[[パーシー・ウィーズリー|パーシー]]、[[フレッド・ウィーズリー|フレッド]]、[[ジョージ・ウィーズリー|ジョージ]]、そして妹の[[ジネブラ・ウィーズリー|ジニー]]は[[デヴォン]]の[[オッタリー・セント・キャッチポール]]郊外にある[[隠れ穴]]で育てられた。ほかのきょうだいたちと同じく、ロンは母親から読み書き、簡単な算数を家で教えられた。[[ウィーズリー家]]は他の魔法族の家系と比べて全く裕福ではなかった。他の[[純血]]の家系の多く、特に[[マルフォイ家]]はウィーズリー家の「[[血を裏切る者]]」と称される信念と貧困を軽蔑していた。一家は[[愛]]でもって他のことを補う努力をしていた。 ウィーズリーきょうだい、特に双子のフレッドとジョージはお互いにからかいあったりいたずらを仕掛けあったりすることを楽しんだ。フレッドとジョージにとってロンは格好の標的であった。フレッドとジョージはあるとき、ロンのテディベアを巨大な[[クモ]]に[[変身術|変身]]させ、クモ嫌いの原因となった。またあるときには、双子がロンに[[破れぬ誓い]]を結ばせようとし、父親を本気で怒らせた(フレッドはのちに、父親に叱られた後、左の尻が「ずっと変なまま」になっていると打ち明けた)。フレッドとジョージはまた、ロンに[[ペロペロ酸飴]]を食べさせ、ロンの舌に穴が開いた。 少年時代のロンには、パーシーから引き継いだスキャバーズというペットのネズミがいた。このネズミは実際には不死鳥の騎士団を裏切った[[ピーター・ペティグリュー]]であった。ろんはスキャバーズを可愛がっていたが、その正体について知った後は別れることに悲しみを見せなかった。憎しみに満ちた[[ダーズリー家]]に育てられたハリーがうらやむほど、ロンは比較的幸せな幼少期を送った。貧困の埋め合わせをするため、ロンの母親は毎日3回、おいしい料理をロンに作った。ロンにとってはこれが当たり前となり、のちに食事を抜くと機嫌が悪くなるほどであった。 ===ホグワーツ在学中 {{C|1991年~1997年}}=== ====1年目==== =====ハリーとハーマイオニーとの出会い===== [[File:Trio meet.jpg|thumb|left|250px|[[ホグワーツ特急]]で初めて顔を合わせる[[トリオ]]]] [[1991年]]、ロンは規定の年齢である11歳に達したため[[ホグワーツ魔法魔術学校]]に入学した。他のウィーズリーたちと同じく[[グリフィンドール]][[ホグワーツの寮|寮]]に[[組分け儀式|組分け]]された。初めての[[ホグワーツ特急]]での旅において、ロンは有名な少年[[ハリー・ポッター]]と知り合い友人となった。ハリーはロンと同じコンパートメントに座り、ホグワーツ特急の[[ハニーデュークス・エクスプレス|車内販売]]で魔法界のお菓子をふたりで食べるために山ほど購入した。その後、ハリーは[[スリザリン]]のいじめっ子[[ドラコ・マルフォイ]]からロンを庇い、のちに真夜中の決闘ではロンを介添人に選んでいる。 [[File:Ron And The Sorting Hat.png|thumb|250px|[[組分け帽子]]によって[[グリフィンドール]]に[[組分け儀式|組分け]]されるロン]] ロンとハリーは同じ汽車上で[[ハーマイオニー・グレンジャー]]と初めて出会ったが、ロンは彼女のことが気に入らなかった。特にロンにとっては[[魔法]]の知識を見せびらかしているように感じられ、それが特に彼を苛立たせた。「[[ウィンガーディアム・レビオーサ]]」の詠唱の発音を訂正されたときなどがそれに当たる。 =====ハロウィーン===== [[File:Troll knocked out PSF.jpg|thumb|left|250px|成人の[[トロール]]をノックアウトしたロンとハリー]] [[ハロウィーンの宴会]]の前、ロンはハーマイオニーが知ったかぶりで友達がひとりもいないと発言した。ハーマイオニーはこれを聞き、泣きながら女子トイレに駆け込んだ。その夜、ハロウィーンの宴会中、[[トイレのトロール|マウンテン・トロール]]が学校に忍び込んだことが明かされた。ロンとハリーはハーマイオニーの救出に駆けつけた。ロンが上手く[[ウィンガーディアム・レビオーサ|空中浮遊呪文]]を使って[[トロール]]の棍棒を[[浮遊]]させ、それをトロールの頭の上に落とすことで気絶させた。ハーマイオニーはお返しに[[ミネルバ・マクゴナガル|マクゴナガル]][[教授]]に嘘をついてロンとハリーを庇った。このときから3人は親友同士となった。 =====賢者の石の防衛===== [[File:Ron sacrifice.gif|thumb|250px|賢者の石の部屋のチェスで自らを犠牲にするロン]] [[1年目]]、3人は[[賢者の石]]がホグワーツの中に隠されていることを知り、[[セブルス・スネイプ]]から守ろうと決意した。3人はスネイプが[[トム・リドル|ヴォルデモート卿]]の部下であると信じていた。[[魔法使いのチェス]]におけるロンの才能により、彼らはこの実物大の障害を通過することができた。ロンは駒として自らを犠牲にし、ハリーが敵のキングをチェックメイトできるように取りはからった。これによりハリーとハーマイオニーが先に進むことが可能になった。やがて、ヴォルデモートのために賢者の石を盗もうとしていたのは[[クィリナス・クィレル|クィレル]]教授であることが判明した。ハリーはクィレルを打ち負かすことに成功し賢者の石は守られた。ロンが「ホグワーツの過去数十年で最高のチェス試合」を行ったことから[[アルバス・ダンブルドア]][[校長]]はグリフィンドールに50[[寮の得点|点]]を与えた。7年間で始めてグリフィンドールが[[寮杯]]を獲得する結果となった。 ====2年目==== =====フォード・アングリアでの飛行===== [[File:Harry-potter2-flying car.jpg|thumb|250px|left|[[2年目]]の始め、空飛ぶ車でホグワーツに向かうロンとハリー]] [[1992年]]の夏休み中、ハリー・ポッターからの連絡がなかったため、ロン、フレッド、ジョージは[[プリベット通り4番地]]から彼を救出する計画を立て、[[空飛ぶフォード・アングリア]]で[[マグル]]の街[[リトル・ウィンジング]]まで飛んだ。そして車の馬力を利用してハリーの寝室の窓から格子を外した。ロンはハリーの荷物を運ぶ手助けをし、一行はウィーズリーの家まで飛んだ。到着してすぐ、ロンと双子の兄たちはモリー・ウィーズリーから危険な行動を取ったことで叱られてしまった。この年の学年の始まりに、[[屋敷しもべ妖精]][[ドビー]]の計略によりロンとハリーはホグワーツ特急に乗り損ねてしまったため、フォード・アングリアに乗ってホグワーツまで飛ばなければならなくなった。ホグワーツに到着すると車は故障し、[[暴れ柳]]の上に不時着した。木が揺れ動いてふたりは危うく命を落としかけた。フォード・アングリアはふたりを捨てて[[禁じられた森]]に入って行き戻ることはなかった。 =====マルフォイへのカース===== [[File:Trio writing on wall.jpg|thumb|250px|壁に書かれた血文字と[[石化]]された[[ミセス・ノリス]]]] 不時着で[[チャールズ・ウィーズリーの杖|ロンの杖]]は折れ、学年度を通してロンにトラブルをもたらした。ハーマイオニーを「[[穢れた血]]」と呼んだ仕返しに、[[スラグラス・エルクト|ナメクジげっぷの呪い]]をマルフォイにかけようとしたロンは、[[カース]]の逆噴射を浴びてしまった。結果としてロンが[[ナメクジ]]と粘液をはき出すことになってしまった。マルフォイの[[マグル生まれ]]嫌いから、ロン、ハリー、ハーマイオニーは彼がこの年に[[秘密の部屋]]を開いてマグル生まれの生徒を襲う「[[スリザリンの蛇|怪物]]」を解放したスリザリンの継承者ではないかと疑った。 =====クラッブに変身===== この理論を確かめるため、ハーマイオニーは[[ポリジュース薬]]を調合したが、彼女が進んで校則を破ろうとしていることにロンは驚いた。薬が完成すると、ロンは[[ビンセント・クラッブ]]に、ハリーは[[グレゴリー・ゴイル]]に変身することになった。ハーマイオニーは[[ミリセント・ブルストロード]]の[[ネコ]]の毛を誤って用いたため、うまく変身できなかった。ロンとハリーの調査によって、マルフォイはスリザリンの継承者ではないことが判明した。 =====再び禁じられた森へ===== ロンとハリーはハーマイオニーまでもが「怪物」の犠牲となって石化されて[[医務室]]に運ばれたことに大いに動揺した。ハーマイオニーはふたりに手がかりを残しており、そこからふたりは怪物の正体が[[バジリスク]]であることを突き止めた。ロンは大のクモ嫌いであったが、調査のために禁じられた森の[[アクロマンチュラ]]の巣に乗り込むことで大いなる勇気を見せた。ロンとハリーは秘密の部屋に関して[[ルビウス・ハグリッド]]が無実であったことを知った。しかし[[アラゴグ]]はふたりを食べようとしたため空飛ぶフォード・アングリあの助けを借りて逃げ出さなければならなかった。 =====秘密の部屋の戦闘===== [[File:Harry-potter2-chamber.jpg|thumb|250px|left|秘密の部屋でバジリスクの皮の隣に立つロン、ハリー、ロックハート]] ロンの妹ジニーが秘密の部屋で死にかけていることを突き止めたロンとハリーは、[[ギルデロイ・ロックハート]]教授に情報を伝えようと急いだ。ロックハートが逃げだそうとしていたことに気づいたふたりは彼に杖を向け秘密の部屋の捜索に加わるよう強要した。ロン、ハリー、ロックハートが部屋に入ってまもなく、ロックハートは秘密の部屋から逃げるため、またロンとハリーの手柄を自分のものにするため、ふたりの[[オブリビエイト|記憶を消去]]しようと試みた。ロックハートにとっては不幸なことに、彼はロンの壊れた杖を使用したため呪文が逆噴射し、自分の記憶を永久に消し去ってしまった。ロンはロックハートの面倒を見るために残り、ハリーが部屋の奥に入っていった。ハリーは[[サラザール・スリザリン]]のバジリスクを倒しジニーを救出した。 ロンには秘密の部屋の閉門に関わったことで[[ホグワーツ特別功労賞]]が与えられ、グリフィンドール寮に200点をもたらした。 ====3年目==== [[File:Weasley Wizarding Vacation in Egypt.png|thumb|250px|[[エジプト]]にて、ロンと家族]] ホグワーツ2年目を終えた後の夏休みに、ウィーズリー家は「[[日刊予言者新聞]]」[[日刊予言者新聞ガリオンくじグランプリ|ガリオンくじグランプリ]]に当選した。ロンと家族はこの賞金を利用して[[エジプト]]に旅行し、長兄の[[ウィリアム・ウィーズリー|ビル]]に会いに行った。このラッキーなニュースは「日刊予言者新聞」に掲載され、ロンは新聞の切り抜きと[[かくれん防止器]]をハリーの13歳の誕生日に贈った。夏休みの最終日にウィーズリー家とハリーは会った。ロンと家族はハリー、ハーマイオニーとともに[[ダイアゴン横丁]]を訪問し、[[漏れ鍋]]に滞在してホグワーツ特急で旅立つ準備をした。 漏れ鍋に滞在中、ロンはパーシーと部屋を共有したが、不運にもケンカの原因となってしまった。パーシーはロンが[[首席]]のバッジを盗んだと考えていたが、実際に盗っていたのは双子のフレッドとジョージであった。ハリーは隠れている双子を見つけ、「頭でっかち」に魔法で変えられたバッジを目撃した。その後、パーシーはガールフレンド、[[ペネロピー・クリアウォーター]]の写真がお茶で汚されたときにもロンを疑った。 [[File:B3C5M7 Dementor on Hogwarts Express.png|thumb|250px|left|シリウス・ブラックを探してホグワーツ特急に乗り込む吸魂鬼]] またこの夏、[[アズカバン]]の最も有名な囚人[[シリウス・ブラック]]が脱獄した。この事件によりホグワーツの警備が強化されることとなり、一行がホグワーツ特急に乗っている際も[[吸魂鬼]]によって列車が止められた。学校に到着すると、シリウス・ブラックがホグワーツに親友することを防ぐために吸魂鬼が学校の周りに常駐することになるとダンブルドアが発表した。これはハリーがブラックに狙われているという予測の元に行われた措置であった。 =====学期の始まり===== 学期が始まると、[[3年目|3年生]]は新しい科目を履修しなければならなかった。ロンとハリーは[[占い学]]と[[魔法生物飼育学]]を選択したが、ハーマイオニーは可能な限り多くの授業を選択し、ロンにもハリーにも理解できない不可解な行動を取り始めるようになった。ロンとハリーはすぐに占い学をあまり役に立たないクラスだと見なすようになり、[[シビル・トレローニー]]教授の技量にも疑問を持った。ロンの最初の魔法生物飼育学授業はひどい結果に終わった。新たな魔法生物飼育学教授である[[ルビウス・ハグリッド]]は素晴らしい[[ヒッポグリフ]]の授業になるように計画していたが、[[バックビーク]]という名のヒッポグリフが自分を侮辱したドラコ・マルフォイを攻撃し、マルフォイが復讐を誓ったのであった。同じ週、ロンは新たな[[闇の魔術に対する防衛術]]教授[[リーマス・ルーピン]]の授業も受けた。ロンは即座にルーピンを素晴らしい教授だと判断した。 =====初めてのホグズミード行き===== [[File:The trio in Hogsmeade.jpg|thumb|250px|ホグズミードにおいて、ロン、ハリー、ハーマイオニー]] ハロウィーンの時、ロンとハーマイオニーは初めて[[ホグズミード]]行きを経験した。しかしながら、[[バーノン・ダーズリー]]がホグズミード行きの許可証にサインしなかったためハリーは行くことができなかった。一方、ロンとハーマイオニーはホグズミード中の店を周り、ハリーのために[[ハニーデュークス]]でお菓子を山ほど購入した。その夜、ホグワーツにシリウス・ブラックが侵入したため、生徒たちは大広間に避難して夜を過ごさなければならなくなった。 =====スキャバーズの失踪===== [[クリスマス]]直前、ルビウス・ハグリッドは[[危険生物処理委員会]]からヒッポグリフのバックビークについて苦情を受け取った。ハグリッドがこれをロン、ハリー、ハーマイオニーに打ち明けると、トリオはバックビークの弁護のためにできることは何でもすると約束した。しかしクリスマスに謎の差出人からハリーに[[箒]]の[[炎の雷]]が届くと、ロンとハリーはバックビークの弁護を後回しにしてしまった。ハリーの安全を心配したハーマイオニーが炎の雷の件を報告すると、ロンはハーマイオニーと口をきかなくなった。炎の雷の一件は、ハーマイオニーのネコ、[[クルックシャンクス]]がロンのネズミ、スキャバーズを執拗に追い回していたことですでに高まっていた緊張をよりいっそう高める結果となった。数週間後、ロンとハーマイオニーは和解しかけていたが、スキャバーズが姿を消すとロンは再びクルックシャンクスのせいにした。ロンとハーマイオニーの友情は揺らいだままとなった。 =====シリウス・ブラックの侵入===== [[File:Ron Flying Firebolt.png|thumb|250px|left|[[ホグワーツのクィディッチ場]]で初めてハリーの炎の雷に乗るロン]] その一方、ブラックは未だ発見されていなかった。そして[[グリフィンドール]]対[[レイブンクロー]]の[[クィディッチ]]戦後の夜、ブラックは[[グリフィンドール塔]]に忍び込んだ。ベッドのカーテンを切り裂く音を聞いたロンは目を覚ましてナイフを手にしたシリウス・ブラックを目撃した。ロンが悲鳴を上げるとブラックは姿を消した。 =====バックビークの弁護===== この事件は他の生徒たちの間でロンを有名にした。しかしハーマイオニーとの関係についてハグリッドに叱られたことでロンとハリーは現実に引き戻された。ハーマイオニーは数多くの授業科目とバックビーク弁護の準備で手一杯になっているとハグリッドは告げた。ショックを受けたロンとハリーは数日後、ハーマイオニーと仲直りした。このとき3人はハグリッドから、バックビークに死刑が宣告されたという手紙を受け取った。 試験が近づくと、トリオは試験勉強とバックビークの控訴審に出席するはハグリッドの手助けに奔走した。控訴審は[[6月6日|試験の最終日]]に行われた。バックビークが敗訴し死刑が確定したと知ったロン、ハリー、ハーマイオニーは執行直前にハグリッドを訪ねた。事実を明らかにする手助けをするとトリオは申し出たが、見つかるとまずいことになるとハグリッドは断った。泣きながらお茶を淹れるハグリッドを手伝いながら、ハーマイオニーはミルクのビンに隠れるスキャバーズを発見した。すぐに3人は[[ルビウス・ハグリッドの小屋|小屋]]の裏口から外に出された。斧が振り下ろされる音を聞いたロン、ハリー、ハーマイオニーはショックを受けながらホグワーツに向かっていった。 =====アズカバンの囚人===== [[File:Sirius ron whomping willow.jpg|thumb|250px|シリウス・ブラックにつかまれ叫びの屋敷まで引きずられるロン]] ホグワーツに戻る途中、スキャバーズがロンの手の中で震え始め逃げ出した。再びネズミを失いたくなかったロンはうしろにハリー、ハーマイオニーを連れて後を追った。ロンはスキャバーズに追いついたが、気がつくと[[暴れ柳]]の下にいた。ロンが見上げるとそこには巨大な黒い犬がいた。黒い犬はロンに飛びつくと腕を口に咥えて暴れ柳の下に引っ張っていった。さらに引きずり込まれるのを防ぐため、ロンは足を木の枝に絡めたが犬の力はそれ以上に強く、ロンの足首は折れてしまった。[[叫びの屋敷]]に到着すると犬はロンを放し、シリウス・ブラックの姿に変身した。 [[File:Encounter in the Shrieking Shack.jpg|thumb|250px|left|叫びの屋敷にて、スキャバーズを渡すように求めるシリウス・ブラック]] シリウスはハリーとハーマイオニーを待ち伏せて、ロンが人質となっている部屋にふたりが入ってきたところを[[エクスペリアームス|武装解除]]した。シリウスを見たハリーはハーマイオニーとともに彼を攻撃し、怪我を負ったロンもできることをするために加わった。シリウスを押さえたハリーであったが、結局とどめを刺すことはできず、現れたルーピン教授に武装解除されてしまった。ルーピンの姿を見て安心したのもつかの間、ロンはシリウスと兄弟のように挨拶を交わすルーピンを見て不安に陥った。そしてふたりはロンにペットのスキャバーズを差し出すように要求した。シリウスとルーピンはホグワーツ在学中の話を始め、[[ピーター・ペティグリュー]]という名の魔法使いがハリーの両親を裏切ってヴォルデモート卿に売ったことを明かした。ペティグリューはシリウスに罪を着せるとネズミに変身して逃亡生活を送っているのだと言った。完全に説得されたわけではないロンはしぶしぶながらスキャバーズを手渡した。ルーピンは、本物のネズミであれば傷つくことはないと請け合った。スキャバーズはペティグリューの姿に戻され、指が欠けていたことからシリウスに本物だと認識された(ペティグリューは逃亡前に自らの指を切断していた)。ペティグリューは泣きながら裏切りを認め、かつての親友たちに慈悲を求めた。 [[File:Dumbledore Bedside Manner POA.jpg|thumb|250px|骨折により医務室に運ばれたロン]] ペティグリューを吸魂鬼に引き渡すことが決定すると、ルーピンがロンの足に添え木を当て、一行はホグワーツに向けて出発した。その途中、満月が現れるとルーピンはオオカミの状態に変身し始めた。混乱の最中、ペティグリューは[[リーマス・ルーピンの杖|ルーピンの杖]]を盗んでロンを[[ステューピファイ|失神]]させ月夜の中に消え去っていった。数時間後、ロンは骨折した足とペティグリューの攻撃からの治療を受けて[[医務室]]で目覚めた。ハリーとハーマイオニーは、ハーマイオニーの[[逆転時計]]を使ってシリウスとバックビークを[[吸魂鬼のキス]]から[[シリウス・ブラックとバックビークの救出|救出]]したと話した。 =====学期の終わり===== ロンはハーマイオニーが逆転時計のことを最後まで打ち明けなかったことに理解を示した。ロンは少し不満であったが、この一年間のハーマイオニーの奇妙な振る舞いや時間割についてようやく理由を知ることができた。シリウスとバックビークは一緒に安全で自由なところに逃れていた。ネズミを失った代わりにシリウスはロンに小さな[[ふくろう]]を贈った。ジニーはかわいい名前だからという理由で即座に[[ピッグウィジョン]]と名付けた。ロンは苛立って別の名前を考えようとしたが、すでに遅く、「ピッグ」というニックネームで呼ぶことになった。 ====4年目==== [[1994年]]の夏休みにロンはウィーズリー家とともに[[クィディッチ・ワールドカップ]]の観戦に行くようハリーとハーマイオニーを誘った。イギリスで開催されるのは数十年ぶりのことであった。ハーマイオニーは隠れ穴に来ることができたが、ハリーはダーズリー家から迎えに行かなければならなかった。アーサー・ウィーズリーがダーズリー家の暖炉がふさがれていることを知らないまま[[煙突飛行ネットワーク]]で迎えに行く計画を立てた。ロン、アーサー、フレッド、ジョージはハリーを引き取りに現れると煙突の中に詰まってしまった。ハリーがウィーズリー家に行く前にダーズリーの家の一部が破壊されてしまった。 [[File:Harry-potter-goblet-of-fire-world cup.jpg|thumb|250px|left|家族や友人とともに[[1994年クィディッチ・ワールドカップ]]を観戦するロン]] 翌日、モリー・ウィーズリーを除くウィーズリー家全員とハリー、ハーマイオニーがクィディッチ・ワールドカップに向けて出発した。一行は現地にテントを張り、ホグワーつや魔法省の友人たちと顔を合わせた。アーサーが[[魔法ゲーム・スポーツ部]]部長[[ルドビッチ・バグマン|ルード・バグマン]]をやっかいなトラブルから多雨s桁恩返しで、一行には観戦用に特別席が用意されていた。観戦中、ロンは[[ブルガリア]]の[[シーカー]]、[[ビクトール・クラム]]の素晴らしいプレイと[[金のスニッチ|スニッチ]]のキャッチを目撃した。スニッチをつかんだのはクラムであったが、試合に勝ったのは[[アイルランド・ナショナル・クィディッチ・チーム]]であった。 その夜、[[アイルランド]]のサポーターたちがまだ起きて勝利を祝っている頃、騒動が始まった。アズカバン収監を逃れた複数の[[死喰い人]]たちがロンや家族たちが宿泊しているキャンプ場を襲撃したのであった。アーサー・ウィーズリーはロン、ハリー、ハーマイオニー、フレッド、ジョージ、ジニーに安全なところに隠れるように指示を出した。アーサーとウィーズリー家の長兄たちは魔法省の援護に回った。フレッドとジョージはジニーの安全を任されていたが、トリオとは離ればなれになってしまった。 [[File:B4C9M1 the trio seeing the Dark Mark.png|thumb|250px|[[闇の印]]を見上げるトリオ]] フレッド、ジョージ、ジニーとはぐれたロン、ハリー、ハーマイオニーは森の中を逃げている最中に[[ドラコ・マルフォイ]]と遭遇した。マグル生まれのハーマイオニーはすぐに死喰い人の標的にされてしまうだろうとマルフォイが嘲笑すると、ロンはふたりとともにさらに森の深くに隠れるように主張した。3人はすぐに銀色の光を放つ森の一角に到着した。そこでは[[ヴィーラ]]の魔女が崇拝者たちに取り囲まれていた。森の開けた場所にたどり着いた3人は[[バーテミウス・クラウチ・ジュニア|正体不明の人物]]が[[闇の印]]を[[モースモードル|打ち上げる]]のを聞いた。 =====一年の始まり===== [[File:B4C14M1 DADA Unforgivable Curses.png|thumb|250px|left|[[許されざる呪文]]の講義を受けるトリオ]] 9月1日、ロンと友人たちはホグワーツ特急に乗ってホグワーツに向けて出発した。[[歓迎会]]において、ホグワーツが[[三大魔法学校対抗試合]]を主催するとダンブルドアが発表した。ロンは代表選手になれるかもしれないという考えに夢中になったが、4年生は参加できないと知ってすぐに現実に引き戻された。ハグリッドの魔法生物飼育学においては、[[尻尾爆発スクリュート]]の世話をしなければならなかった。[[闇の魔術に対する防衛術]]においては、授業で[[許されざる呪文]]を教える新任教授[[アラスター・ムーディ|"マッド-アイ"・ムーディ]]にロンは感心した。[[ダームストラング専門学校]]と[[ボーバトン魔法アカデミー]]の生徒たちは[[10月30日]]に到着することが発表された。ロンはダームストラングの生徒の中にビクトール・クラムの姿を見つけて驚愕した。クラムがスリザリンの席に座るとロンは失望を隠せなかった。 =====ハリー・ポッターへの嫉妬===== [[File:Harry-potter-goblet-of-fire-ron goblet.jpg|thumb|250px|炎のゴブレットからハリーの名前が出たことで怒るロンと動揺するハーマイオニー]] [[炎のゴブレット]]と周りにダンブルドアがかけた[[年齢線]]を出し抜ける可能性があるかどうかを話し合っていたロンは、ハリーの名前が炎のゴブレットから出てきたことに驚いた。ハリーだけがいつも注目を浴びることに嫉妬をおぼえたロンはゴブレットに名前を入れていないというハリーの主張に耳を貸さなかった。ロンはハリーが不正をして対抗試合に参加しようとしていると主張した。口論ののち、ロンとハリーは口をきかなくなり、ロンは[[ディーン・トーマス]]や[[シェーマス・フィネガン]]など他のグリフィンドール生と時間を過ごすようになった。 ある夜、ロンはハリーが[[シリウス・ブラック|誰か]]と話しているのを聞き、誰であるかを確かめるために談話室に降りていった。ハリーはロンが自分をスパイしようとしていると非難し、誰と話そうがロンには関係ないと主張した。これに怒りを感じたロンはインタビューの練習をしていたのだろうと決めつけた。ハリーはドラコ・マルフォイが作った「汚いぞ、ポッター」バッジをロン投げつけ、三大魔法学校対抗試合の[[第一の課題]]に付けて見にくるように促した。このときになってロンは、自分に裏切られたと感じたためハリーが避けるようになったのだと理解した。ハリーの信用と尊敬を失いもはや友人とは見なされていないと言うことだった。これを理解したロンは深く傷ついた。 ロンとハリーは第一の課題が終わるまでお互いに口をきかなかった。第一の課題がいかに危険であるかを見たロンは、ハリーが自分で名前を入れるようなことをするはずがないと気がついた。ロンとハリーは再び親友同士となった。 =====クリスマス・ダンスパーティ===== [[File:Harry-potter-goblet-of-fire-movie-screencaps.com-9205.jpg|thumb|250px|left|クリスマス・ダンスパーティにおいて、ロンと[[パドマ・パチル]]]] 第一の課題が終わると、[[ミネルバ・マクゴナガル|マクゴナガル]]教授はロンや他のグリフィンドール生の男子たちに三大魔法学校対抗試合時恒例の[[クリスマス・ダンスパーティ]]について話した。4年生以上の生徒たちがダンス相手を見つけようと奮闘する中、ロンとハリーは女子を誘うことにためらいを感じていた。ボーバトン魔法アカデミーの代表選手で[[ハーフヴィーラ|クォーターヴィーラ]]の魔女[[フラー・デラクール]]の美しさに魅了されたロンは、彼女をダンスに誘ったが恥ずかしさで答えを聞く前に逃げ出してしまった。ロンはハーマイオニーを誘うことなく彼女の気分を害した。ロンはハーマイオニーには相手がおらず自分と一緒に行くことができると考えていたのであった。ハリーはようやく[[パーバティ・パチル|パーバティ]]と[[パドマ・パチル]]を誘うことができふたりの相手を見つけた。ダンスパーティの夜はロンにとって悲惨な結果に終わった。ロンの「伝統的」なドレスローブはロンとパドマを不快な気分にさせ、ビクトール・クラムと出席しているハーマイオニーを見たロンは嫉妬に駆られたのであった。ダンスパーティの終わりにロンとハーマイオニーは口論になった。ロンはハーマイオニーの相手としてクラムは年を取り過ぎていると批判し、ハーマイオニーはロンがすべてを台無しにしたと反論した。ふたりの友情が壊れることはなかったが、お互いに想い合っていることが明らかになった。 ダンスパーティ中、ロンはハグリッドがボーバトンの校長[[オリンペ・マクシーム]]に、自分が[[半巨人]]であると告げるのを聞いた。この情報は「日刊予言者新聞」記者[[リータ・スキーター]]にも盗み聞きされておりスキーターはハグリッドの血統を記事に書いて[[魔法界]]に公表した。これによりハグリッドはしばらく教える仕事を休んだが、ロン、ハリー、ハーマイオニーが、何があっても友人だと伝えると復帰した。 =====水中人の捕虜===== [[File:Harry ron second task.gif|thumb|250px|第二の課題において、囚われたロンを救出するハリー]] [[2月24日]]、ロンは魔法をかけられて眠りに落ち、[[グレート・レイク]]の底に縛り付けられた。三大魔法学校対抗試合の[[第二の課題]]としてハリー・ポッターが「救助」するためであった。ハリーがフラーの妹[[ガブリエル・デラクール]]も救うために後れを取ったことを知ると、ロンは冗談めかしてハリーを非難した。しかいsハリーが大いなる道義心を発揮したことで追加点が与えられるとロンは感心した。フラーはガブリエルを救ったことでロンとハリーに感謝を示し、ふたりの頬にキスをした。ロンは課題の人質に取られたことで他の生徒たちからも注目されるようになった。ハーマイオニーに止められるまでロンは何があったかを誇張して話し続けた。 =====終わりへの決意===== 早春、ロンはハリー、ハーマイオニーとともにホグズミードに身を隠していたシリウス・ブラックを訪ねた。そこで彼らは魔法省役員[[バーテミウス・クラウチ・シニア|バーティ・クラウチ・シニア]]と[[バーサ・ジョーキンズ]]の失踪について話し合った。[[第三の課題]]を数週間後に控え、ロンとハーマイオニーは役立ちそうな様々な[[ジンクス]]や呪文を探して試してみることでハリーを助けようとした。ふたりはサイドラインからハリーを見守った。 [[File:B4C36M1 Snape Dark Mark reveal.png|thumb|250px|left|魔法大臣が医務室のハリーを訪ねたとき、ロンもそこにいた]] ハリーが[[セドリック・ディゴリー]]の死体とともに戻ってくると、ロンとハーマイオニーはショックを受けた。ロンはハリーがダンブルドア教授によって医務室に連れて行かれると安堵した。ダンブルドアはディゴリーについて何が起きたのか詳しく聞こうとしたが、ビル・ウィーズリーとともに試合を見に来ていたモリー・ウィーズリーに止められた。ロンは[[コーネリウス・ファッジ]][[魔法大臣]]がハリーとダンブルドアの話を信じることを拒んだときに怒りを露わにした。また、シリウス・ブラックの登場にショックを受けたモリーを落ち着かせた。ロンは[[トム・リドル|ヴォルデモート卿]]が[[ヴォルデモート卿の復活|復活]]したというハリーの話を信じた。 ====5年目==== ヴォルデモートが権力を取り戻して[[第二次魔法戦争]]が始まると、ダンブルドアは[[不死鳥の騎士団]]を再結成した。[[1995年]]の夏休み、不死鳥の騎士団は本拠地を[[グリモールド・プレイス12番地]]に移し、ウィーズリー家の学校に通っている子どもたちとハーマイオニー・グレンジャーが滞在した。一同はモリー・ウィーズリーが屋敷を掃除するのを手伝いながらハリーの新しい情報に注目していた。自身と[[ダドリー・ダーズリー|いとこ]]に対する[[リトル・ウィンジングの襲撃|吸魂鬼の襲撃]]の後、ハリーもグリモールド・プレイスに到着した。ロンは騎士団の計画についてハリーに知らせることができなかったことを悪く思った。ハリーは孤独とメディアからの攻撃で怒りをため込んでいた。 8月中、ロン、ハリー、ハーマイオニーはグリモールド・プレイスに滞在を続けた。8月末、ロンとハーマイオニーはグリフィンドールの[[監督生]]に指名された。モリーとアーサーはロンに[[クリーンスイープ11号]]をプレゼントした。監督生としての仕事のため、ロンとハーマイオニーはハリーとは別々にホグワーツ特急に乗り、到着間際までハリーのコンパートメントに行くことができなかった。到着すると、ロンは歓迎会においてハグリッドの姿が見えないことに懸念を示し、新たな闇の魔術に対する防衛術教授[[ドローレス・アンブリッジ]]に不信感を持った。 [[File:Umbridge teaching.jpg|thumb|250px|アンブリッジが教える最初の闇の魔術に対する防衛術クラス]] 学校において、ロンは他の多くの生徒と同じく、実践的な防衛呪文を教えようとしないアンブリッジ教授に不満を持った。ロンはまた、[[グリフィンドールのクィディッチ・チーム]]で[[キーパー]]に選出されたが、[[アンジェリーナ・ジョンソン|チーム・キャプテン]]から「改善が必要」と表現された。クィディッチの練習のためにロンは学業に遅れ、ハーマイオニーを残念がらせた。まもなくロンはハリーとの友人関係を解消するようにという手紙を[[パーシー・ウィーズリー]]から受け取った。パーシーはハリーがダンブルドアとともにヴォルデモート卿の復活を主張していることに怒りを感じていたのであった。ロンはこの手紙の内容に激怒し、8つに破くとグリフィンドールの談話室の暖炉に投げ込んだ。ロンは怒りながら兄を世界一の馬鹿者と罵った。 =====ダンブルドア軍団の発足===== 9月末のある夜、ハリーがアンブリッジ教授の罰則から戻ると、ロンはいくらか戸惑いながらもハーマイオニーに同調し、ハリーが他の生徒たちに闇の魔術に対する防衛術を教えるように説得した。ハリーは拒んだが、数日後には挑戦してみることになった。この時期にアンブリッジは最初の[[ホグワーツ高等尋問官]]に任命された。これによりアンブリッジは新たな校則を作る権利と教師の授業風景を視察する許可を得たことになる。 [[File:DA meeting ootp.jpg|thumb|250px|left|[[ホッグズ・ヘッド・イン|ホッグズ・ヘッド]]において、のちに[[ダンブルドア軍団]]と呼ばれることになる会合に参加するロン]] 10月末、生徒たちは初めての[[ホグズミード]]行きに参加した。そこでロン、ハリー、ハーマイオニーは実践的な防衛術に興味のある複数の生徒たちと顔を合わせた。ロンは疑問が持ち上がったときに[[ザカリアス・スミス]]からハリーを擁護し、真っ先に[[ダンブルドア軍団の羊皮紙|羊皮紙]]にサインした。ホグズミードからの帰り道、ロンはハーマイオニーから、妹の[[ジネブラ・ウィーズリー|ジニー]]が[[レイブンクロー]]の[[マイケル・コーナー]]と交際していることを聞かされ動揺した。翌朝、ロンはアンブリッジが突然、寮のクィディッチ・チームを含む、生徒の集会をすべて禁止したことを知ったが、ハリーが秘密の会合を続けるつもりだと知っていくらか安堵した。このグループは最初の会合の時にジニーによって魔法省がもっとも恐れるであろう「[[ダンブルドア軍団]]」と名付けられた。 =====クィディッチの試合とハグリッドの物語===== 最初のダンブルドア軍団の会合から数週間後、クィディッチのシーズンが到来した。ロンは初めての[[スリザリン]]戦の前に不安に苛まれていた。スリザリン生はロンをからかうために「ウィーズリーこそ我が王者」[[ウィズリーこそ我が王者のバッジ|バッジ]]を作っていた。ロンからスリザリンのことを忘れさせようとハーマイオニーが幸運のためにロンの頬にキスしたが、ロンを見事に呆然とさせてしまった。ロンのプレイは救いがたく、スリザリンの新しい歌「[[ウィーズリーこそ我が王者]]」にも救われなかった。試合終了後、ロンは辞めようとしたが、ハリー、フレッド、ジョージが生涯にわたってクィディッチを禁じられてしまったため辞めることができなくなった。その夜、ハグリッドが謎の旅から帰還した。ハグリッドは最初は[[巨人]]の話をトリオにすることを拒んでいた。[[ゴルゴマス]]の部族でついた大きな傷については理由を明かさなかった。結局、ハグリッドの任務は失敗に終わっていた。 ==舞台裏== *『[[ハリー・ポッターと賢者の石 (映画)|ハリー・ポッターと賢者の石]]』『[[ハリー・ポッターと秘密の部屋 (映画)|秘密の部屋]]』『[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (映画)|アズカバンの囚人]]』『[[ハリー・ポッターと炎のゴブレット (映画)|炎のゴブレット]]』『[[ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画)|不死鳥の騎士団]]』『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス (映画)|謎のプリンス]]』『[[ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1|死の秘宝 PART1]]』・『[[ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2|PART2]]』においてロン・ウィーズリーを演じたのは、[[グレートブリテン|イギリス人]]俳優[[ルパート・グリント]]である。『秘密の部屋』で[[ビンセント・クラッブ]]に変身したロンは[[ジェイミー・ワイレット]]が演じ、『死の秘宝 PART1』で[[リチャード・カーターモール]]に変身した彼は[[ステファン・ロードリ]]が担当した。声はいずれもルパートが吹き替えた。また、『死の秘宝 PART1』でハリー・ポッターに変身するシーンでは[[ダニエル・ラドクリフ]]が演じた。 *『[[ハリー・ポッターと呪いの子]]』では[[ポール・ソーンリー]]が演じる。 ==登場作品== *[[ハリー・ポッターと賢者の石]] {{1st}} *[[ハリー・ポッターと賢者の石 (映画)]] *[[ハリー・ポッターと賢者の石 (ゲーム)]] *[[ハリー・ポッターと秘密の部屋]] *[[ハリー・ポッターと秘密の部屋 (映画)]] *[[ハリー・ポッターと秘密の部屋 (ゲーム)]] *[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人]] *[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (映画)]] *[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (ゲーム)]] *[[ハリー・ポッターと炎のゴブレット]] *[[ハリー・ポッターと炎のゴブレット (映画)]] *[[ハリー・ポッターと炎のゴブレット (ゲーム)]] *[[ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団]] *[[ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画)]] *[[ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (ゲーム)]] *[[ハリー・ポッターと謎のプリンス]] *[[ハリー・ポッターと謎のプリンス (映画)]] *[[ハリー・ポッターと謎のプリンス (ゲーム)]] *[[ハリー・ポッターと死の秘宝]] *[[ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1]] *[[ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (ゲーム)]] *[[ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2]] *[[ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 (ゲーム)]] *[[吟遊詩人ビードルの物語 (現実世界)|吟遊詩人ビードルの物語]] {{mo}} *[[幻の動物とその生息地 (現実世界)|幻の動物とその生息地]] *[[クィディッチ今昔 (現実世界)|クィディッチ今昔]] {{mo}} *[[ハリー・ポッター クィディッチ・ワールドカップ]] *[[レゴ ハリー・ポッター 第1章-第4章]] *[[LEGO Harry Potter: Years 5-7]] *[[ハリー・ポッターと禁じられた旅]] *[[ポッターモア]] {{DEFAULTSORT:ういいすりい ろなると}} [[en:Ronald Weasley]] [[de:Ron Weasley]] [[es:Ron Weasley]] [[fi:Ronald Weasley]] [[fr:Ron Weasley]] [[nl:Ron Wemel]] [[pl:Ron Weasley]] [[ru:Рон Уизли]] [[no:Ronny Wiltersen]] [[sv:Ron Weasley]] [[カテゴリ:1980年生]] [[カテゴリ:1994年のクィディッチ・ワールドカップ来場者]] [[カテゴリ:闇祓い]] [[カテゴリ:闇祓い局局員]] [[カテゴリ:天文台の塔の戦い参加者]] [[カテゴリ:神秘部の戦い参加者]] [[カテゴリ:七人のポッターの戦い参加者]] [[カテゴリ:血を裏切る者]] [[カテゴリ:青色の瞳の人物]] [[カテゴリ:チャドリー・キャノンスのサポーター]] [[カテゴリ:吸魂鬼の被害者]] [[カテゴリ:決闘クラブのメンバー]] [[カテゴリ:ダンブルドア軍団]] [[カテゴリ:イングランドの人物]] [[カテゴリ:金の蛙チョコレートのカード]] [[カテゴリ:グリフィンドール生]] [[カテゴリ:1991年のグリフィンドール組分け]] [[カテゴリ:ハーマイオニー・グレンジャーの恋愛関係]] [[カテゴリ:ホグワーツ退学者]] [[カテゴリ:ホグワーツの監督生]] [[カテゴリ:分霊箱破壊者]] [[カテゴリ:分霊箱捜索者]] [[カテゴリ:分霊箱所有者]] [[カテゴリ:ブラック家の子孫]] [[カテゴリ:成り済まされた人物]] [[カテゴリ:キーパー]] 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