伊藤由美

伊藤由美
人物の情報
英名	Yumi Ito
誕生	1997年7月17日
血統	純血
称号	魔法処チームキャプテン
身体の情報
種族	ヒト
性別	女
毛髪	黒髪にショッキングピンクとイエローのメッシュ
瞳	灰色
魔法の情報
杖	9¼インチ、桜にユニコーンの毛
所属
所属	魔法処 インターコンチネンタル・ウィザード・トーナメント魔法処チーム

伊藤由美（1997年7月17日生まれ）とは日本の純血の魔女である。彼女は2011～2012学年度にホグワーツ魔法魔術学校で開催されたインターコンチネンタル・ウィザード・トーナメントで魔法処チームキャプテンとして出場した。

経歴

2011～2012学年度、由美は加藤花愛、小林健二、天内太郎坊、その他二名の男子生徒とともに魔法処を代表するチームとしてホグワーツ魔法魔術学校を訪問した。彼女のチームはイルヴァーモーニー魔法魔術学校チームのヴィゴ・ビクター、ザック・ジョンソン、ヴァイオレット・ウィリアムズおよびホグワーツ魔法魔術学校チームのカサンドラ・ヴォール、ケビン・ファレル、アイビー・ワリントン、ダニエル・ペイジ、そしてもう一人の生徒と競い合った。彼女は魔法処チームのキャプテンであり、情報収集を行っていたヴァイオレット・ウィリアムズは彼女を「間違いなくチームの中で最強」と評した。

第一の試練では、マホウトコロがホグワーツとの接戦ののち勝利した。その後の土曜日のバーベキューピクニック中、チームメンバーである小林健二の飲み物に(ヴィゴ・ビクターとザック・ジョンソンの企みによって)異物が混入し、血の呪いが悪化してしまった。軽度の変身症状に襲われた小林を由美はすぐに落ちつかせようとしたが、爪を立てられ蹴られてしまった。

その後、日間予言者新聞のリータ・スキーターがチームへのインタビューで健二の血の呪いについての議論を持ち出して彼から話を深く聞き出そうとしたとき、由美はそれを毅然とした態度で阻んだ。リータは由美が編み出した「安全策」によって健二が獣のように縛られていることと、その脆弱性を指摘して彼女に揺さぶりをかけた。これ以来、健二の血の呪いについての噂はさらに広まり、健二はチームからの脱退を考え始めた。

第二の試練でチームが三位になった後、由美は健二がチームを辞退することを考え出していることに気がついていた。そして彼女は、対戦相手でありながら健二を気にかけ続けているケビン・ファレルともう一人のホグワーツの生徒に、健二をチームにひきとめることを手伝ってくれるよう頼んだ。二人は説得に成功し、由美は感謝の意を示した。その後、由美は花愛に視線を送り、健二と話すように仕向けた。花愛は健二の血の呪いに対する恐怖を打ち明けた。由美は健二と花愛の会話に加わり、花愛が彼は呪いを制御できると信じるのを助けた。そして由美は健二を庇いつつも、誤解と信頼の問題がチームに大きな不和をもたらす可能性があるため、健二を支持する仲間と彼とそうでない仲間の間で中立を保たなければならない事実を認めた。

身体描写

伊藤由美は瓜実顔に小造りな鼻、赤紫に染めた唇が特徴的な少女だった。彼女の髪にはショッキングピンクとイエローのメッシュが入っており、両耳には同じ色合いの十字光のイヤリングをつけていた。

性格と特徴

由美は意志が固く、ひたむきで自信に満ち溢れ、友好的な人物だった。彼女はホグワーツ訪問中に他の学校の生徒と友人関係を築くことをめざして英語の補修を受けていた。

彼女は非常に献身的なリーダーだった。彼女は千手校長同様、小林健二に嫌悪も恐怖も抱いたことはなかった。彼が意図せぬ変身でパニックを起こしたときにはすぐに駆け寄り、安心させようと接触して攻撃されてしまったが、それでも彼を守る態度を保っていた。彼女は健二に嫌悪を抱いていた天内太郎坊に、健二がクラスで最も優秀な生徒の一人であること、キャプテンとして彼を信じていることを伝えて彼を咎めた。また日間予言者新聞の取材でリータ・スキーターが健二に血の呪いについて質問しようとしたとき、由美はそれを遮って彼女に詰め寄った。

舞台裏

• 魔法処のローブは桜色をはじめとして、学業修了状況によって自動的に色が変わっていく。4年生以上の年齢制限が定められたトーナメントに1997年10月13日生まれの小林健二が参加できたということは魔法処が現実の日本で一般的な4月入学の学年制度を採用していることを示唆し、また学校は7歳入学であるため、伊藤由美はゲーム登場時点で既に8年生であったと考えられる。しかし彼女とその1年年上の加藤花愛はどちらも桜色のローブを身にまとっている。学校代表チームに参加できるほど優秀な彼女たちにローブの色の変化がみとめられない理由は不明である。

登場作品

• ハリー・ポッター:魔法の覚醒 (初登場)