"夜の闇横丁なんぞ、どうしてまたウロウロしとったか―ハリーよ、あそこは危ねえとこだ―おまえさんがいるとこを、誰かに見られたくねえもんだ―" —ハリー・ポッターに対してルビウス・ハグリッド [出典]
夜の闇横丁、またはノクターン横丁とは、ロンドンのダイアゴン横丁にある買い物地域であり、強力で残忍な魔法物品を専門に取り扱うボージン・アンド・バークスのように、闇の魔術に関する品物を売る店であふれている。通りは不気味で怪しげな人々が占めている。トム・リドルはホグワーツ魔法魔術学校を卒業してから数年、ボージン・アンド・バークスで働いた。
歴史[]
- ロン:"僕たち、そこに行くのを許してもらったことないよ"
- ハグリッド:"そりゃあ、その方がずーっとええ"
- — 夜の闇横丁についてロン・ウィーズリーとルビウス・ハグリッド[出典]
メローピー・ゴーントは1920年代にボージンアンドバークスでスリザリンのロケットを20ガリオンで売却した。ロケットは後にヘプシバ・スミスの手に渡り、ヘプシバは「腕と足」を払った。トム・リドルはホグワーツ卒業後、ボージンアンドバークスで店員として働いた。彼は店員時代にヘプシバ・スミスからロケットを入手し、ヘプシバを殺害し、ハッフルパフのカップとロケットを入手した。
1988から1989年度、ホグワーツ生ジェイコブのシブリングとその友人は煙突飛行ネットワークでノクターン横丁を訪れた。彼らはマンダンガス・フレッチャーと接触したが、闇の魔女に呪文を掛けられ、そのまま決闘になった。その後、ジェイコブのシブリングはオリバンダーの店を訪れ、新しい杖を購入した。パトリシア・レークピックはこの場所で磔の呪文をジェイコブのシブリングに教えるが、彼は習得することを拒否した。
1989から1990年度、ベン・コッパーはこの横丁で裏切り者パトリシア・レークピックの証拠を掴もうとしていた。ジェイコブのシブリングはその情報を聞き、ノクターン横丁に再び駆けつけた。そこでマンダンガスと会い、マンダンガスは彼らに白いローブの魔法使いがジェイコブのシブリングらを狙っていると忠告した。
1992年、ハリー・ポッターはウィーズリー家の隠れ穴で煙突飛行粉を使った際、「ダイアゴン横丁」をはっきり発音しなかったため、間違って夜の闇横丁のボージン・アンド・バークスの暖炉に移動してしまう。ハリーは不気味な商品に驚き、客のルシウスとドラコ・マルフォイ親子が出てから外に出た。彼は老婆に声をかけられたが、ルビウス・ハグリッドに助けられダイアゴン横丁に無事戻った。
1996年、ハリーは、彼とロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーの3人でドラコ・マルフォイを追って再び夜の闇横丁に入る。ハリーはドラコが死喰い人ではないかと疑っていた。1996~1997学年度、ドラコ・マルフォイは姿をくらますキャビネット棚を使ってホグワーツ魔法魔術学校に死喰い人たちを招き入れた。
この横丁の店にはあらゆる闇の物品があり、有毒なキャンディや干し首、大蜘蛛、人間の手足の爪のようなもの、肉食ナメクジの駆除剤などが買える。アーサーとモリー・ウィーズリー夫妻は子供たちに夜の闇横丁への出入りを禁じていた。
購入できる品物[]
- 血に染まったトランプ一束
- 肉食ナメクジの駆除剤
- 巨大な黒蜘蛛
- 輝きの手
- 首吊りロープ
- 人骨
- 人の足の爪
- 人の手の爪
- 有毒なキャンディ
- 呪われたネックレス
- 錆ついた棘だらけの道具
- 干し首
- 頭蓋骨
- ガラスの目
- 姿をくらますキャビネット棚
- 邪悪な表情の仮面
名前の由来[]
ノクターン横丁(Knockturn Alley)とは、「nocturnally」(夜間に)とかけた言葉遊びであり、同様にダイアゴン横丁(Diagon Alley)も「diagonally」(斜めに)にかかっている。
登場作品[]
- ハリー・ポッターと賢者の石 (ゲーム) (入り口のみ) (PS1版のみ)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (初登場)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (映画)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (ゲーム)
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (映画) (言及のみ)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス
- ハリー・ポッターと謎のプリンス (映画)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス (ゲーム)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 (ゲーム) (ニンテンドーDS版のみ)
- ポッターモア
- ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター