"夜の闇横丁なんぞ、どうしてまたウロウロしとったか―ハリーよ、あそこは危ねえとこだ―おまえさんがいるとこを、誰かに見られたくねえもんだ―" —ハリー・ポッターに対してルビウス・ハグリッド [出典]
夜の闇横丁、またはノクターン横丁とは、ロンドンのダイアゴン横丁にある買い物地域であり、強力で残忍な魔法物品を専門に取り扱うボージン・アンド・バークスのように、闇の魔術に関する品物を売る店であふれている。通りは不気味で怪しげな人々が占めている。トム・リドルはホグワーツ魔法魔術学校を卒業してから数年、ボージン・アンド・バークスで働いた。
歴史
- ロン:"僕たち、そこに行くのを許してもらったことないよ"
- ハグリッド:"そりゃあ、その方がずーっとええ"
- — 夜の闇横丁についてロン・ウィーズリーとルビウス・ハグリッド[出典]
1992年、ハリー・ポッターはウィーズリー家の隠れ穴で煙突飛行粉を使った際、「ダイアゴン横丁」をはっきり発音しなかったため、間違って夜の闇横丁のボージン・アンド・バークスの暖炉に移動してしまう。ハリーは不気味な商品に驚き、客のルシウスとドラコ・マルフォイ親子が出てから外に出た。彼は老婆に声をかけられたが、ルビウス・ハグリッドに助けられダイアゴン横丁に無事戻った。
1996年、ハリーは、彼とロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーの3人でドラコ・マルフォイを追って再び夜の闇横丁に入る。ハリーはドラコが死喰い人ではないかと疑っていた。1996~1997学年度、ドラコ・マルフォイは姿をくらますキャビネット棚を使ってホグワーツ魔法魔術学校に死喰い人たちを招き入れた。
この横丁の店にはあらゆる闇の物品があり、有毒なキャンディや干し首、大蜘蛛、人間の手足の爪のようなもの、肉食ナメクジの駆除剤などが買える。アーサーとモリー・ウィーズリー夫妻は子供たちに夜の闇横丁への出入りを禁じていた。
購入できる品物
- 血に染まったトランプ一束
- 肉食ナメクジの駆除剤
- 巨大な黒蜘蛛
- 輝きの手
- 首吊りロープ
- 人骨
- 人の足の爪
- 人の手の爪
- 有毒なキャンディ
- 呪われたネックレス
- 錆ついた棘だらけの道具
- 干し首
- 頭蓋骨
- ガラスの目
- 姿をくらますキャビネット棚
- 邪悪な表情の仮面
名前の由来
ノクターン横丁(Knockturn Alley)とは、「nocturnally」(夜間に)とかけた言葉遊びであり、同様にダイアゴン横丁(Diagon Alley)も「diagonally」(斜めに)にかかっている。
登場作品
- ハリー・ポッターと賢者の石 (ゲーム) (入り口のみ) (PS1版のみ)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (初登場)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (映画)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 (ゲーム)
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (映画) (言及のみ)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス
- ハリー・ポッターと謎のプリンス (映画)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス (ゲーム)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 (ゲーム) (ニンテンドーDS版のみ)
- ポッターモア
- ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター