"氏の大作である本書は、出版以来、ホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書として使われており、本校の生徒たちが、『魔法生物飼育学』の試験で常によい成績をあげているのも、この本に負うところ大であります。――しかしこの本は教室だけで使われるべきものではありません。そもそも魔法使いたるもの、必ず『幻の動物』を一家に1冊備え、芝生の『ホークランプ』をいかにすればうまく取り除けるかとか、『オーグリー』の陰気な鳴き声の意味するところは何かとか、はたまたペットのパフスケインがトイレの水を飲まないようにするにはどうするか、等の答えを得んがため、何世代にもわたってそのページを繰り、使い込まれた1冊を備えおくべきであります" —アルバス・ダンブルドア [出典]
『幻の動物とその生息地』は魔法動物学について記された書籍。ニュート・スキャマンダー著、オブスキュラス出版社刊。1927年に出版され、1990年代後半には第52版を数えた[1]。ホグワーツ魔法魔術学校の教科書に指定されている。
フローリッシュ・アンド・ブロッツ書店での値段は2ガリオン。
目次[]
- 序論
- 魔法省分類
- 幻の動物辞典 (アルファベット順)
紹介されている動物[]
- アクロマンチュラ
- アッシュワインダー
- オーグリー
- バジリスク
- ビリーウィグ
- ボウトラックル
- バンディマン
- ケンタウルス
- キメラ
- チズパーフル
- クラバート
- クラップ
- デミガイズ
- ディリコール
- ドクシー
- ドラゴン
- オーストラリア・ニュージーランド・オパールアイ種
- チャイニーズ・ファイアボール種
- ウェールズ・グリーン普通種
- ヘブリデス・ブラック種
- ハンガリー・ホーンテイル種
- ノルウェー・リッジバック種
- ペルー・バイパーツース種
- ルーマニア・ロングホーン種
- スウェーデン・ショート-スナウト種
- ウクライナ・アイアンベリー種
- ダグボッグ
- エルクリング
- エルンペント
- 妖精
- ファイア・クラブ
- フロバーワーム
- フウーパー
- グールお化け
- グランバンブル
- ノーム
- グラップホーン
- グリフィン
- グリンデロー
- ヒッポカンポス
- ヒッポグリフ
- ホークランプ
- インプ
- ジャービー
- ジョバーノール
- カッパ
- ケルピー
- ナール
- ニーズル
- レプラコーン
- レシフォールド
- ロバラグ
- マックルド・マラクロー
- マンティコア
- マーピープル
- モーク
- ムーンカーフ
- マートラップ
- ニフラー
- ノグテイル
- ヌンドゥ
- オカミー
- 不死鳥
- ピクシー
- プリンピー
- ポグレビン
- ポーロック
- パフスケイン
- クィンタペッド
- ラモラ
- レッドキャップ
- リーエム
- ルーンスプール
- サラマンダー
- シー・サーペント
- シュレイク
- スニジェット
- スフィンクス
- ストリーラー
- テボ
- トロール
- ユニコーン
- 狼人間
- 天馬
- イエティ
舞台裏[]
- 2001年、コミック・リリーフ・チャリティーのため、J・K・ローリングは現実世界でこの本を出版した。
- コカトリス、ヒドラ、三頭犬など本作に記載されていない動物がいる。ニュート・スキャマンダーは本作を魔法動物の完全なガイドにすることよりも魔法動物学の多様性を紹介する本にしたかったと考えられる。
- 2013年9月12日、J・K・ローリングは『幻の動物とその生息地』の映画版の脚本を書くと発表した。映画はハリー・ポッターと同じ世界での出来事であるが物語自体に関連性はない。ニュートン・スキャマンダーはエディ・レッドメインが演じる。
登場作品[]
- ハリー・ポッターと賢者の石 (初言及)
- ハリー・ポッターと賢者の石 (映画)
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (映画)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 (言及のみ)
- 幻の動物とその生息地
- ポッターモア