忘却呪文または記憶呪文は、対象の記憶を消去する呪文である。詠唱句はオブリビエイト。似たものに記憶改竄呪文があるがそれとは異なる。 この呪文は16世紀から17世紀にニーモン・ラドフォードによって開発された呪文である。
歴史[]
ニーモン・ラドフォードは忘却呪文を最初に開発した魔女である。彼女は忘却呪文に長けていたためにイギリス魔法省の職員となった。
忘却呪文は魔法界をマグルから秘密にするために魔法省によって頻繁に使用された。
オッタリン・ギャンボル魔法大臣は、ホグワーツ生を学校に届けるためにホグワーツ特急を製造するように指示した。マグルが車両を製造した後に、忘却呪文と記憶改竄呪文が使用された。しかし、多くのマグルがネッシーを目撃した際は目撃者があまりにも多く、忘却呪文をかけることが出来なかった。
ギルデロイ・ロックハートは忘却呪文に才能がある人物だった。彼は著名人に忘却呪文をかけてはその功績を自分のものにした。しかし、秘密の部屋の探索でロンの壊れた杖でハリー達に忘却呪文をかけようとするも呪文が反転し自身に当たった。ロックハートは自身が何者かも分からない状態となり、聖マンゴ魔法疾患傷害病院へ送られた。忘却呪文はロックハートの才能であると同時に自身の没落をも招いたのである。
効果[]
忘却呪文は通常、特定の記憶を消すために使用された。例えばマグルは魔法を目撃した場合はこの呪文を消去し、マグルの魔法界への干渉を防いだ。
危険性[]
忘却呪文は殺傷性は一切ない。しかし、誤った使い方をすれば対象の記憶を全て消すどころか、脳への損傷を与え、回復が困難になる場合がある。
例えばギルデロイ・ロックハートは秘密の部屋の一列の出来事でハリー・ポッターやロン・ウィーズリーを記憶を消そうとした。その際、ロンの壊れた杖を使って呪文を行使したため反転し、彼は極度の記憶喪失に苦しんだ。彼はその後の人生を聖マンゴ病院で過ごすこととなった。ある程度の記憶は持っていたものの、完全に記憶が戻ることはなかった。
忘却呪文を破る[]
忘却呪文は強力な魔法使いや拷問によって破ることができた。しかし、それには大きな代償がつき、肉体的精神的ダメージが伴った。
忘却呪文は正しく使用すれば、反対呪文で元に戻すことが出来る。