警告!
この記事の内容の少なくとも一部は『ハリー・ポッター:ホグワーツの謎』からの情報です。この記事の中にはネタバレがあります。 |
杖の使用規則は1631年[1]魔法使い評議会で承認された杖の所持に関する法令である[2][1]。
杖禁止令[]
杖の使用規則の第3条には"ヒトにあらざる生物は、杖を携帯し、またこれを使用することを禁ず"と書かれており[3]、つまり魔法族以外のあらゆる存在、巨人、吸血鬼、鬼婆、ヴィーラ、屋敷しもべ妖精、小鬼のような生き物は杖を所持することも使用することも禁止されていた。
小鬼協会は杖の所持を含めた小鬼の権利の擁護をおこなうグループであった[4]
非人間と半人間の間には杖の携帯・使用において明確な区別が存在していた。たとえば純血の巨人が杖を携帯・使用することは禁じられていたが、魔法族の父を持つ半巨人であったルビウス・ハグリッドは杖の携帯・使用を認められていた。この原則は小鬼の高祖父の父を持つフィリウス・フリットウィックや、ヴィーラの祖母を持つフラー・デラクールにもおそらく適用されていた。
違反例[]
杖の使用規則の最もよく知られた違反例は第3条に関連するものだった。1994年のクィディッチ・ワールドカップでバーティミアス・クラウチ・ジュニアはハリー・ポッターのズボンの後ろポケットから盗んだ杖を使用して闇の印を打ち上げた。イギリス魔法省の職員らが現場に到着した際、一斉に放ったステューピファイで彼らも気づかぬうちにクラウチジュニアは気絶させられた。しかしクラウチジュニアは透明マントを着用していたため不可視であった。そのため職員の一人エイモス・ディゴリーがハリー、ロン、ハーマイオニーがモースモドールの詠唱を聞いた場所を捜索しに行っても彼が見つかることはなく、かわりにバーティミアス・クラウチ・シニアの所有する屋敷しもべ妖精のウィンキーがハリーの杖を手に持った状態で見つかった。エイモスは彼女を起こしたあと、トリオに杖の使用規則について説明した[3]。
舞台裏[]
- J.K.Rowling公式サイト上でおこなわれた第3回のW.O.M.B.A.T.では杖の使用規則が魔法省の法令として言及されたが、ポッターモアには魔法省の設立は杖の使用規則が承認された76年後の1707年のできごとであることが書かれている。これはおそらく魔法省という単語がひろく魔法使い評議会をさしても使われることを示唆しているともとれる[1]。
登場作品[]
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット (初登場)
- テンプレート:JKRS (Mentioned as "Ministry of Magic Decree of 1631")
- ハリー・ポッター:ホグワーツの謎 (言及のみ)
脚注・出典[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 JKローリング公式サイト - 第3回W.O.M.B.A.T.
- ↑ Writing by J. K. Rowling: "Ministers for Magic" at 魔法ワールドは魔法省が魔法使い評議会の後継として1707年に設立されたことを語っている
- ↑ 3.0 3.1 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第9章 闇の印
- ↑ 日刊予言者新聞ニュースレター第3号