脱狼薬は狼人間に使用される魔法薬である。狼人間の症状を軽減し、変身しても自我を保つことができる画期的な魔法薬でる一方、主な材料は猛毒トリカブトであるため調合に失敗すると劇物に変身してしまうため、危険な魔法薬である。調合の難しさ故に非常に高価な魔法薬でもあり、大抵の狼人間は自分で調合することが出来なかった。また、この魔法薬は狼人間が満月の前1週間毎日服用するという点で、他の魔法薬とは一線画していた。
説明[]
脱狼薬はかすかに青い煙が発生していた。リーマス・ルーピンとキアラ・ロボスカによると、この魔法薬は非常に味が不味く、しかしながら砂糖を加えたら効果が無くなると言われている。治療者は満月の1週間前から毎日1回飲み続ける必要があり、1回でも飲み損ねた場合は効能は発揮されない。
歴史[]
脱狼薬は1984年から1991年以前のどこかでダモクレス・ベルビーによって発明された。この発明を聞いたリーマス・ルーピンはあまりの嬉しさから心を踊らせていた。しかし、調合の難しさや薬の材料の入手難度の高さから嬉しさを覚えたのは一瞬の内だった。
ルーピンは脱狼薬を買う資金的余裕はなかったため、ホグワーツの禁じられた森で数回、ホグワーツ生のキアラ・ロボスカから薬を手に入れていた。2人は満月の夜の前に会っては薬の容器を渡しており、ジェイコブのシブリングとベン・コッパーに目撃されていた。
登場作品[]
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(初登場)
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (映画)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス(言及のみ)
- ポッターモア(言及のみ)
- 魔法ワールド(言及のみ)
- ハリー・ポッター:ホグワーツの謎