霊魂(Spirit)は魔法省による生物の3分類の1つ。他に動物と存在がある。この分類は1811年にグローガン・スタンプ魔法大臣によって設定され、魔法省の魔法生物規制管理部には霊魂に関する諸問題を扱う霊魂課が設けられた。
歴史[]
「ヒトたる存在」の定義が定まっていなかった時代、ゴーストの扱いもまた安定していなかった。14世紀、魔法使い評議会のバードック・マルドゥーン委員長は2足歩行のあらゆる生物にヒトたる存在の地位を与えようとしたが、ゴーストは2足歩行ではなく滑走するということで対象外としていた。マルドゥーンの後継者エルフリダ・クラッグ女史はヒトの言葉を話す者と宣言し、ゴーストもその中に含めた。しかし結局、彼女の試みは失敗に終わる。
1811年、グローガス・スタンプ魔法大臣のもとで魔法界の大多数が容認する「ヒトたる存在」の定義が決定された。しかし、当時ゴーストたちは自分たちが名誉ある「過去形存在」であるにも関わらずヒトと同じ「現在形存在」に分類されることに抗議していた。そこでゴーストは例外扱いとなり、動物と存在の他に霊魂という分類が作られることになった。