魔法史(History of Magic)は、ホグワーツ魔法魔術学校の必修科目の1つである。この科目は魔法を使うことのない科目である。魔法史は1年から5年までの教えられ、OWLは筆記試験のみである。
この科目ではカスバート・ビンズが長年教鞭を取ってきた。彼は死後もゴーストとしてホグワーツで生徒相手に授業をし続けた。
授業情報[]
授業は「魔法界と魔法使いの歴史」に関する講義で構成されている。魔法史では年号、名前、出来事を暗記することに重点が置かれており、マグル世界における「歴史(世界史や日本史といった歴史科目)」の授業とほぼ同じである。
授業は現在、カスバート・ビンズ教授が教鞭を取っている。ビンズは自分が死んでいることに気づいておらず、ある朝職員室の椅子から起き上がったときに体を置き去りにした。
ビンズは非常に歳を取っており、自身の授業スタイルに固執し、学生との関係を築くことが難しかった。ビンズの授業はひたすらにノートを朗読するやり方で、彼は教室に注意を払うことをせず、たとえ生徒勝手に他の事をし始めても気にしない様子だった(ハーマイオニー・グレンジャーだけがビンズの声に抵抗できた)。ロンやハリー・ポッターは魔法史の授業を退屈と感じており、ハーマイオニーの授業ノートでなんとか耐え忍んだ。
ハーマイオニーがビンズ教授に質問した際は、彼はハーマイオニーの名前を覚えておらず、「ミス・グラント」と呼んでいた。ビンズは「秘密の部屋」の存在を否定した。彼が間違ったことを述べた唯一の出来事だった。
授業中、ビンズは講義中に眠りに落ち、生徒はゲームをして遊んだり、内職していた。時々、ピーブズや他のゴーストが授業を乗っ取ることもあった。
場所と時間[]
教室[]
魔法史は3階の72教室と1階の4F教室で行われる。4F教室は魔法史の学術書で部屋を埋め尽くしていた。
授業時間[]
カリキュラム[]
1年目[]
- 1911年のガーゴイルのストライキ
- 狼人間の行動規範
- 悪人エメリック
2年目[]
3年目[]
4年目[]
- ゴブリンの反乱
5年目[]
- 中世におけるヨーロッパ魔法使い会議
- 巨人戦争
- ゴブリン反乱 (1612年)
- 国際魔法使い機密保持法
- 14世紀の魔女狩り
- 狼人間の行動綱領
- 国際魔法戦士条約 (1289年)
6年目[]
- 熱血漢エルフリックの反乱
- 杖の術の歴史
- 1692年の魔女裁判
- 変わり者のウェンデリン
- ガーゴイルのストライキ (1911年)
- 魔法使いの議会の解散
- ふくろう空軍
- 古代ルーン
- 14世紀魔法界のバブル経済
7年目[]
既知の教授[]
教科書[]
バチルダ・バグショットが執筆した「魔法史」が指定教科書である。
OWLの成績[]
合格
- 優(O)
- 良(E)
- 可(A)
不合格
- 不可(P)
- 落第(D)
- トロール(T)
既知のOWL達成者[]
舞台裏[]
- カスバート・ビンズはゴーストであるため、永遠現世に縛られ続けたままになる。これは、ビンズは解雇されるか辞職するまで彼は永遠に魔法史を教えることになることを意味する。
- ジェイコブのシブリングは、例えOWL全ての科目が不正解でも「可(A)」を取るため、主題を達成していることになる。